このたびは金沢市のお客様より、画面に何も表示されない症状のiMac 21.5″ Mid2010 (10.6インストール)を預かりました。スイッチといれると音は聞こえるので起動しているようですが、アップルロゴも何も表示しません。
iMac 21.5本体を分解します。まずはメモリやガラスパネルや液晶パネルなどを取り外します。
光学ドライブおよびハードディスクを取り外します。
ここでいったん液晶インバータ基板を交換したり、液晶パネルを交換して試してみましたが症状は変わらなかったためにビデオボード(Radeon HD4670)の故障と判断し交換することにしました。ロジックボードを取り外さないとビデオボードは交換できないのでロジックボードを取り外す準備をします。多数のネジやケーブルを丁寧に取り外していきます。
慎重な作業を続けていくとようやくロジックボードを取り外すことができました。
交換用のビデオボードを用意します(Radeon HD4670)。
ビデオボードを交換します。これも注意深く丁寧な作業が必要です。
ビデオボードを交換後、逆の手順でロジックボードを元に戻していき、スイッチを入れるとアップルロゴも表示、OSもきちんと起動するようになりました。
ビデオボード交換は高い修理代になりますが、それでも既存のままiMacを使い続けることができるようになりました。
iMac 「画面のトラブル」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)
iMac 「正常に起動しない」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)
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