こんにちは。パソコンドック24 前橋店 です。
今回は前橋市のお客様よりお預かりしましたSteam Deck のパーティション整理と Windows 11 再インストールの作業事例をご紹介します。

Steam Deck(スチームデック)は Valve Corporation が開発したハンドヘルドゲーミング PC で、7 インチ画面にコントローラーが一体化した設計で PC ゲームを手持ちでプレイできる端末です。標準では「SteamOS」という Linux 系の独自 OS が搭載されており、内部ストレージは EFI・ルート・ホームなど Linux 専用の複数のパーティションに分かれた構造になっていました。
「自分でパーティション変更をしようととしたのですが、途中からうまく動かなくなってしまって…」「同時にドライバを消してしまったようで音声が出なくなってしまって、ドライバが上手く入らないんです….」とのことでご来店いただきました。
パーティションの状態を確認
ディスクの管理画面を開くと、状況がいかに深刻かがひと目でわかりました。Windows の標準的なパーティション構成は「システム・C ドライブ・回復」の 3 つ程度ですが、画面には大小さまざまなパーティションが 10 個以上乱立していました。
SteamOS が使っていた Linux 専用のパーティション(EFI・ルート × 2・var など)が残ったまま、その上から Windows をインストールしてしまったことが原因でした。
C ドライブ(486.96 GB)は機能していましたが、残りの容量が断片化した不要なパーティションで占有されており、ストレージを有効活用できない状態でした。さらに不審な広告ポップアップが常時表示されるなど、ソフトウェア面でも問題が重なっていました。
パーティション初期化と Windows 11 クリーンインストール
まず既存のすべてのパーティションを削除し、ストレージをまっさらな未割り当て状態にリセットしました。
Steam Deck は一般的なパソコンとは異なる UEFI 設定を持っており、「音量ダウンボタンを押しながら電源を入れる」という固有のブートメニュー操作でインストールメディアから起動する必要がありました。

インストールが完了すると、200 MB のシステムパーティション・932.85 GB の C ドライブ(NTFS)・822 MB の回復パーティションというシンプルな標準構成に整理されました。持ち込み時の断片化した 10 個以上のパーティションと比べると、ストレージが無駄なく使えるクリーンな状態に生まれ変わりました。

続いて Windows ライセンス認証を完了させ、Steam Deck 向けの専用デバイスドライバーを適用しました。
Steam Deck は AMD の APU を搭載しており、Windows 上でコントローラー・サウンド・Wi-Fi・画面輝度調整などを正常に動作させるには、Valve が公式提供する専用ドライバーの追加インストールが必要なため専用ページよりダウンロードを行い、すべてのドライバーを適用後、各機能に問題がないことを確かめ、Steam クライアントをインストールして作業を完了しました。
動作確認・お渡し

Windows 11 のデスクトップが正常に起動し、Steam クライアントも問題なく立ち上がりました。コントローラー入力・Wi-Fi 接続・音声出力など各機能の動作を確認してからお渡ししました。「また普通にゲームができるようになって安心しました」とおっしゃっていただきました。
Steam Deck は自由度の高い端末ですが、パーティション操作を誤ると今回のように動作に支障をきたすことがあります。
「自分でやってみたがうまくいかなくなった」という段階でも構いませんのでお困りの際は、パソコンドック24 前橋店へ、その他の地域の方はお近くのパソコンドック24までお気軽にご相談ください。
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