今回の修理事例は、Apple MacBook Air 2011 13インチモデルです。
症状は、液体をこぼしてしまい、電源が入らなくなったとの事でした。
パソコンは電子機器ですから水分は大敵です。
早速分解してチェックしてみますが、特に腐食の痕が見えないので、記憶媒体(SSD)を外して、テスト部品で一つ一つテストしていきます。
まずは、キーボードを差し替えてテストしてみました。
なんと、今回はキーボードの電源スイッチがおかしかったようです。
お客様曰く、こぼした量は少量で、電源スイッチのあたりにこぼしたとおっしゃっていました。
通常は、ロジックボード(メイン基板)がやられるので、不幸中の幸いです。
早速、部品を取り寄せ、交換作業を実施します。
一気に、ロジックボードまで取りはずします。
上の写真は、トップケースだけの状態です。
これが、取り外したキーボードです。MacBook Airは、キーボードがリベット止めになっており、外すと必ずこうなります。
これを新しいキーボードに交換します。
MacBook Airのキーボード取り付けネジは小さく、数も50本近くあるので、コツコツやります。
キーボードを交換し、取り外したロジックボードを取り付け、配線をつなげていきます。
ロジックボードも、腐食がないか、チェック・メンテナンスしていきます。
組み立て終わって、スイッチオン!
無事、起動しました。
キーテストなど、一通りのテストを行い終了です。
通常、液体などをこぼした場合は、ロジックボード交換が主で、お預かり時にもご予算的なことをご説明いたしました。
結果、想定の半額程度で修理が完了して、お客様にとても喜んでいただけました。
無事治って何よりです。
Appleの修理対応期間が過ぎた場合でも、パソコンドック24なら、あらゆる方法を探って、修理いたします。
動作がおかしい、調子が悪いなどございましたら、お気軽にご相談ください。
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