浜松市東区半田山のお客様より、起動しない東芝dynabook KIRA V834/29KSをお預かりしました。
電源ボタンを押しても、このように黒い画面に白い文字が表示されます。「Insert system disk in drive. Press any key when ready….」起動可能なシステムディスクが認識されていないという状態です。
お客様は別の修理店で診断してもらったそうですが、「特別な構成になっているので東芝に依頼してください。」と伝えられたそうです。
まずはこのdynabookをお預かりし、詳細診断作業に入ります。
Windows OSリカバリー
裏蓋を開けて内蔵ディスクをチェック。このdynabook KIRA V834/29KS は、SSDが搭載されています。モバイルPCでよく使用されるmSATA規格のSSDですね。
SSDを診断してみた結果、機械的には壊れておりません。Windowsの起動に必要なファイルが論理的に破損しております。
今回は再セットアップ用のリカバリDVDを作成されていないという状況でしたので、Windows 8.1をクリーンインストールして復旧いたしました。
クリーンインストールの場合、dynabook KIRA V834/29KS用の最新ドライバを手動インストールしていきます。
まずは、高解像度2560×1440ドットでも綺麗に表示させるためのユーティリティーソフト(東芝画面設定ユーティリティ)をインストールします。このユーティリティを入れておかないと、文字表示がかなり小さくなって見づらくなります。
続いて「TOSHIBA Function Key」。Fnキーとファンクションキーの組み合わせで画面照度や音量を調節できる機能です。
これで、画面照度もコントロールできるようになりました。ノートパソコンには必須機能ですが、クリーンインストールの場合はユーティリティをインストールしておかないと機能しない場合があるのです。
そして、SDカードドライブを認識させるドライバのインストール。こちらもクリーンインストールでは認識しませんので、「Realtek Card Reader」をインストールしました。
これで、SDカードスロットも無事使えるようになりました。
このあと、Windows 8.1用のセキュリティ更新を最新状態にし、ネット閲覧も安全にできるようチューニング。当店のリフレッシュパックを実施いたしました。
モバイルパソコンの場合は特殊なユーティリティが多いため、再セットアップ用のディスクが無いと難しいこともありますが、パソコンドック24にご相談いただければ大概のことは解決いたします!
お気軽にご相談ください。
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PC修理 「正常に起動しない」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)
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