こんにちは。パソコンドック24 名古屋・大須店 です。
「待てば動くのだが、動作が遅い!メモリを増設しようと試したが作業を行うのが不安なのでメモリ増設を依頼したい」とのご相談で、Lenovo C260 一体型パソコンとDDR3メモリをお預かりしました。
こちらのパソコン、メーカー出荷時の構成でメモリが「2GB」になっています。OSはWindows 8.1の 64bit です。
Windowsが起動してセキュリティソフトなどが動作し始めると、動作が終始モタモタして待たされます。
ホームページも待てば見られますが常に時間がかかります。
明らかにメモリ不足時に起こる症状ですね。
メモリ増設
早速、作業を開始したいところですが、今回のご依頼は、お持込されたメモリの増設です。
先にお持ちいただいたDDR3メモリとお預かりしたパソコンの仕様を確認して、対応しているかを確認いたします。
C260 搭載のメモリはPC3L-12800 2GB でした。
持ち込まれたメモリはPC3-12800 4GB でした。
容量に違いはありますが、そこは問題ではなく、PC3の後に「L」の文字があります。
これが重要な部分です。
↓は取り外した、Lenovo C260のメモリです。
メモリのメーカーにより表記の方法は異なりますが、Lenovo C260のメモリは、「低電圧 メモリ」と呼ばれるもの。
通常のメモリ(1.5V)より、低い電力(1.35V)で動作する仕様です。
形は同じなので、どちらもメモリはソケットに正しく装着できますが、間違った組み合わせで電源を入れてしまうと、最悪の場合、大切なパソコンや新品のメモリが故障する危険もあります。
下調べはとても大切です。
お持込いただいたメモリは使用できないと分かったため、お客様へご連絡の結果、再度対応するメモリをご用意されるとの事になりました。
後日、対応するメモリをお持込になられましたので、早速、筐体を分解してメモリの交換を行いました。
こちらが、増設後のメモリ容量です。
しっかりと4GBと認識されています。
メモリの交換後は、画面の切り替えもサクサク・テキパキと動くようになり、動きの変わったパソコンに、お客様も「おーっ」と驚き声をあげられて、大変満足されたご様子でした。
昨今は、パソコン用メモリの種類も増え、また仕様も複雑になっております。
間違ったメモリを使用するとパソコンが起動しなくなったり、ハードウェア故障の原因や、大切なデータを消失するなどのトラブルが起こる可能があります。
少しでも、不安を覚えられましたら、迷わずにパソコンドック24までご相談下さいませ。
PC修理 「正常に起動しない」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)
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