今回は、津市内からお越しのお客様から『SONYのハードディスク内蔵コンポをSSD化して欲しい』とご依頼を受けました。
中には数千曲の楽曲が保存されており、ハードディスクから異音もするので、せっかくだからHDD交換ではなく大容量のSSDに換装して高速化と大容量化も同時に図りたいそうです。
お客様もいろいろ調べ、兄弟機種をSSD換装した事例を探し出したうえでご来店されました。
それらの資料も少し参考(信用しすぎるのは禁物)にしながら、早速慎重に分解していきます。
これからさらに分解していくのですが、ちょうど〇印の部分が内蔵HDDとなります。分解はそれほど難しくは無かったのですが、ハードディスクの取出しに少し苦労しました。
取り出したHDDのデータをSSDにデータ移行します。コピー後、いくつかあるそれらしき内部パーテーションのサイズを変更していきます。
システムはLinuxベースのようで、パーテーションの拡張にはツールを使います。パーテーションサイズを変更する際は少しコツが必要です。パーテーションの前後に空きができるよう、パーテーションのサイズを小さくしたり大きくしたりしながら、パーテーションのサイズを目的のサイズに変更していきます。
ちょっと手間がかかりましたが、無事拡張できたようです。
元々搭載されていたHDDは3.5インチですので、2.5インチのSSDを搭載するには2.5⇒3.5変換マウンタが必要です。
マウンタにセットしたSSDを本体にセットしたところです。
〇印はSATA規格SSDをIDE規格の本体に接続するための変換ボードです。
元々搭載されていたHDDは80GB。元々のHDDからデータ移行後さらに180GBの空きがあります。これなら1万曲も楽勝です。
SSD化によって気になる異音がなくなるどころかほぼ無音化。さらに大容量化と高速化を同時に実現した【NETJUKE】。お客様にも大変喜んでいただきました。
修理しているうちに自分も欲しくなった1台でした。
※ パソコン以外の家電やゲーム機などの修理は、対応可能な店舗が限られるため、事前に店舗へお問い合わせください。
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