静岡県島田市のお客様より、電源が入らなくなってしまったPowermac G4 MDD をお預かりし、修理しました。
電源ユニットの交換及び、電源スイッチの調整にて修理完了しましたのでご紹介します。
OS 9が単独起動できる最終モデルですので、今でも愛用者が多数いらっしゃいます。
2003年モデルのため、メーカー修理の受付は終了していますが、
「それでも何とか直したい」ということで、お客様よりご相談がありました。
大丈夫です!パソコンドック24なら直せます。
■Power Mac G4 MDD故障状況
- 電源ボタンを押しても画面に何も映りません。
- 電源ユニット付近からジー…という音がします。
電源ユニット故障の可能性が高いと判断し、どんどん分解していきます。
ハードディスクを外します。大事なデータが入っているということでしたので、しっかりクローンコピーを取って保全します。
光学ドライブを外して
冷却ファンを外していくと、
電源ユニットを取り出すことができます。
整備済みの電源ユニットに交換したところ、電源が入るようになりました。
しかし、ここで問題が。
電源ボタンが通常よりも奥まで1㎝程度押し込まれてしまい、5回に1回くらいしか電源が入りません。
もう一度分解し、電源ボタン部分を分解したところ、スイッチに接するプラスチックパーツが僅かにずれていました。
ここを調整しなおして、正常にスイッチが入るようになりました!
さて、喜びもつかの間… 日付と時刻を見ると、1970年1月1日にタイムスリップしています。2018年に設定しなおしても、再起動するとまた1970年に戻ります。
これは原因がすぐに判明します。
マザーボード上の電池が消耗しきっていました。
この電池も新品に交換し、無事に2018年に戻りました!
最後に、せっかくのPowermac G4 MDD、前面の鏡のパネルが気に入っているモデルなのですが、汚れが目立つ状態。
ピカピカにクリーニングして、外観も新品同様になりました!
まだまだデザイン業務で使用されることが多いPower Mac G4です。メンテナンスすれば長く使えるモデルですので、電源が入らなくなっても諦めずにパソコンドック24へご相談ください。
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