DELL Inspiron 11 3169のキーボード不良です。
1・Q・A・Z・半角/全角・ESCが反応しなくなっていました。
タッチパネルを搭載しておりますので、一応は使えるものの不便だということで修理となりました。
キーボード自体の不良でない可能性もありますので、
まずは裏蓋を開け、新品キーボードを接続してチェックします。
裏蓋はネジ9本(内中央1本隠しネジ)とツメで固定されており、まずはネジを外します。

傷を付けないようにプラスチック製のヘラで優しくツメを外していきます。
裏蓋を外すと大きなバッテリー・メイン基板・ハードディスクなどが確認出来ます。
バッテリーコネクタの右側にあるのがキーボードのコネクタですので、
まずはこの状態で新品キーボードを接続し動作確認をします。
新品キーボードを接続した所、問題なく動作しましたのでキーボード自体の故障と判断し、交換作業に入ります。
まずは、赤○のネジと青□のコネクタを全て外します。
進入禁止マークのネジは外しません。
マザーボード・ハードディスク・バッテリーを外すとこのような状態になります。
他にも作業の邪魔になる物が取り付けられていますので全て外します。
スピーカーや…
充電コネクタ
サイドの電源ボタン等(両面テープで固定されています)
トラックパッド(赤○のネジを4本で固定されています)
ディスプレイも外します。
この時ディスプレイ側から映像信号用・カメラ・無線LANアンテナがくっついていますので破損しないように慎重に作業します。
無線LANアンテナのケーブルが破損しやすいですので、このように外さずに作業することをオススメします。
アルミテープも邪魔になるので外します。
写真には写ってないですが、複数枚あります。
全て外れました。
この鉄板の下にキーボードがあるのですが、
ネジではなくプラスチックリベットで固定されております。
ホットカッターを使用し、全て切除します。
こんなにあります、全部取ります。
鉄板を外すと、キーボード自体にもありますので、こちらも全て切除します。
これでようやくフレームからキーボードが外れ交換が出来ます。
切除した部分に特殊な接着剤を塗布し、固定し逆の手順で組み立てたら完成です。
この機種は良くある症状ですが、交換が大変で、メーカー修理も高額です。
元が安価な機種な為、修理をしないで買い替えという方も多いかと思われます。
キーボード単体を交換することで安価に修理出来、お客様にお喜び頂けました。
メーカー修理が高額でも安価に済む場合も御座います。
お気軽にご相談くださいませ。
PC修理 「正常に起動しない」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)
PC修理 「動作が遅い・固まる」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)
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