こんにちは、名古屋名東店の久保井です。
ここ数日で気温があがり、とても過ごし易い名古屋です。
さて今回の修理ブログは電源ボタンが押せないというものです。
機種は DELL Vostro15 ノートパソコンです。
問題の個所は
この丸いボタンです。
通常押すと少しへこむ感じが指先に伝わってスイッチが入るのですが、今回ご依頼いただいたボタンは押した感触が一切ありません。
カチコチに固まってる感じです。
実はこの症状この2か月で3件、承っています。
いずれもDELL Vostroシリーズです。
5年ほど前のパソコンに多いのでしょうか。3台ともWindows7の後半時期~Windows8のモデルでした。
さっそく分解をして原因をご説明していきます。
交換するパーツは、電源ボタンのの裏にある電源スイッチ基板です。
まずバッテリーを外して、ハードディスクを取出しデータの保全。
裏のネジを全部はずしてキーボードを取り外していきます。
配線類に気を付けて、キーボード、背面パネルを外していくとスイッチ基板が現れます。
原因はこの基板パーツです。
ネジ一つで止まっていますので取り外して、新品と比較してみます。
上が不良パーツ 故障したボタンは押してもピクリともしません
下が新品パーツです
小さいパーツですが新旧でスイッチの色も形も違います。
よくある症状として改善したのかもしれませんね。
さっそく新品パーツを取り付け、分解と逆の手順で組み上げていきます。
電源を入れまでもなくスイッチに押した感触が戻ってきました。
無事にWindowsも起動して修理完了です。
これで、ソフトもデータもそのまま使えます。
とはいいましてもデータのバックはマメに取るようにして下さい。
「そろそろバックアップするつもりだった・・」このタイミングで故障する方が非常に多いです(笑)
同じような症状でお困りの方はお近くのパソコンドックにお気軽にご相談ください。
PC修理 「正常に起動しない」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)
PC修理 「動作が遅い・固まる」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)
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