今回は津市内よりお越しのお客様より、『電源は入るが画面が映らないSurface Pro4』をお預かりいたしました。
電源ボタンを押すと、キーボードのバックライトが点灯するので電源は入っているようですが画面は真っ暗なままです。
ホットキーを使ってリセットできないか試しましたが症状は変わりません。
お仕事で使用されており内部のデータが早急に必要との事でしたので、まずは分解して内部のSSDを取り出します。
最近のタブレットに共通することですが液晶パネルは本体に強力な両面テープで接着されています。まず1か所、液晶パネルと本体の間に隙間を作り、そこに樹脂性のヘラを挿し入れます。
ヘラが一つ入れば、その両脇から別のヘラを挿しいれ、少しずつ慎重に両面テープを剥がしていきます。
液晶パネルを取り外すとこんな感じです。
SSDは←の金属製のカバーの中に隠れています。カバーを外しSSDを取り外してチェックしたところ異常は無いようです。まずはお客様に必要なデータをお渡しいたしました。
チェックしていくとやはり液晶パネルに問題があるようですので交換します。
交換用の液晶パネルはいきなり本体に貼り付けることはせず、まずは仮り組みして正常に動作するか確認いたします。大丈夫なようですので両面テープで接着します。
これで修理は完了いたしましたが、実は後日談があります。
修理1か月後に『起動しなくなった』とまたお持込になられました。
一瞬背中に冷たいものを感じたのですが、お話を伺うとWindowsUpdateがなかなか終わらないので強制的に電源を切ったら起動しなくなった』との事。今回はホットキーでリセットしたら無事起動するようになり、めでたしめでたしでした。
最近はWindowsUpdateの処理時間が長く数時間かかることもあります。なにかおかしいと感じたらいきなり電源を切るようなことはせず、まずはお電話ください。適切なアドバイスができると思います。
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