相模大野店 店長の中木です。こんにちは(*´ω`*)
本日は、毎月10~20枚ほどの128GB MicroSD XC UHS-I U3をiPod Classcの修理に使用しているのですが、
夏場にiPodのフラッシュメモリー化の受注台数が増えてMicroSDの在庫が尽き、
急遽Amazonで購入したのです。
そんな中で大変な目にあったため、少しでもこういった被害に合われる方が減るらばと思い書き上げております。
検証期間や枚数にリソースを割いていないため、データが不十分かもしれませんが、
お伝えしたいことは、お買い物をする際に極端に安かったり、
レビューに粗悪品があるかもといったことを調べたうえで購入してもらいたいということです。
こういったことがあるのだということを少しでも多くの方に知って頂ければ幸いです。
普段はパソコンドックにSSDやMicroSDを卸してくれる業者さんから買ってるのですが、
届いたパッケージがクリアケースにMicroSDとアダプタのみのものがドバっと入っていて、
こんな感じに届くのか~。流石Amazon!翌日に届くし目を瞑ろう(;´∀`)
と、その時はまさかこんなことになると思わずそんなに気にしてなかったのです。
しかし、納品後も同期ができない、挙動がおかしいとの問い合わせがあって、
使ったのは7枚(128GBにて納品が1件、256GBとして納品が3件)。
いままで数えきれないくらいiPodのSSDやMicroSD換装をしてきた中で、
この1年くらいは部品もTOSHIBAのEXCERIA M303をメインに使用し、特にトラブルもなかったのですが、
この短期間にこれはおかしいと思い、調べてみると…。
MicroSDの粗悪品や模造品に注意という記事やAmazon等のレビューにも公称値よりも遅く、
GoProなどではMicroSDのスピードが遅いよ!っていわれて使えなかったという声もちらほら。
そもそもアジア圏で作られているこういったものは、
- 正常品(市場に出せるやつ)
- 悪くないけど市場に出せないやつ
- 使えるけどダメなやつ
- 使えないやつ
といった風にグレードに分かれて検品され、それが捨てられるはずがどこかに流れて、
刻印や印刷を上から施してあたかも正常品のように出回ることがあるらしいです。
ソースはネットの情報や中国のことを知っている人からの伝聞レベルなのですが、
こういう仕事をしているとどうしてもたま~にパチモンやら粗悪品に出会ってしまうので、
きっとそういうことなのでしょう。
昔、Sandiskのブランドが好まれて家電量販店にさえ模造品が出回ったことがあるなんてことを聞いたことがあったのですが、
まさか現在もこういうことがあるとは。
そして自分がまさかそんなものに大量に当たるとは思いもしませんでした…。
ちなみに時を同じくして、TwitterでもバズってましたがSandiskの模造品等の注意喚起のTweetもありました。
https://togetter.com/li/1281320
そんな前置きも含めて、お客様にも再度修理対応をさせて頂いてご迷惑をおかけしてしまいましたし、
こちらとしても、とても!とても!ムカついたので色々買って調べてみました。
PCIeにUSB TypeCからのMicroSDのベンチマークしてみます。
↓若干テカリ方や印刷のされ方が違う…?
並べないと分からないですが、右の粗悪品だったEXCERIAの文字が上から再度印刷されているような気がします。
左は正常品。
ベンチマークをしてみた結果↓
粗悪品はスピードが遅すぎて色々つっこみどころがあります(;’∀’)
まずはフラッシュメモリー系を購入された際はベンチマークテストをされることをオススメ致します。
スマホやカメラで使ってスピードが遅いよ!って出た場合も素直に返品です。
上手くいかなかったiPodを、ちゃんとしたMicroSDに再度交換して全部保証対応で別のMicroSDに交換してお返し、
150GBを超える音楽の同期も動作も問題ないとのことでした。
返金期間が1ヶ月で5枚は返金されたけれど、3枚がどうしようもないまま手元に残っています…1万円弱の出費は痛いです(;´∀`)
そして、怖いのが今なにかと話題のメルカリです。
容量を間違えて買ってしまった、なんてのも同じ被害者が使えないから出品している可能性もありますし、
わかった上で販売している人かもしれません。
明らかに業者の出品者で、256GBの東芝のU3のMicroSDが3000円以下で出品されていたり。(普通に考えるとありえないほど安い)
Amazon等のようにレビューを書くことが出来るわけでもないので、
かなりの被害者がいそうな気がします。
これ以上粗悪品を買い漁ってガッツリ調べても赤字が増えるだけなので、
どういう買い物が正解かということはお伝えできませんが、
SDカードやUSBメモリといったフラッシュメモリー等はよく調べてから購入されたほうがいいということでしょう。
また、大事なデータを入れるのであれば、こういうことが起きるということ前提で、
バックアップ用のメディアも用意してデータを複数箇所にコピーを取ることが大切です。
スマホやデジカメで使ってしばらくしたら認識しなくなったという嘆きがちらほらありました…(´;ω;`)
そんなことがあるということをみなさんに知って頂ければ幸いです。
※ iPod修理は、相模大野ロビーファイブ店が独自に行っている修理です。
パソコンドック24 グループ全店で行っているものではありません。
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