サロンポスⅡをお預かりしました
米子市内のお客様から、タカラベルモント社製サロンポスⅡをお持ち込みいただきました。
お話をうかがうと、前日まで使えていたのに、急に電源ボタンを押しても反応しなくなったとの事。
メーカーへ修理に出そうにも、メーカーが修理を行っていない。との事で当店に持ち込まれました。
10年超お使いとの事で、何処に不具合が生じてもおかしくありません。
これ1台でレジ機能とお客様のカルテ、経理機能も出来るためお困りとのこと。
普段のパソコン修理とは少し勝手が違う気もしますが・・・
実はこれ、WindowsXPパソコンなのでまったく問題ありません。
診断を始めます
さっそくお預かりしたパソコンを分解していきます。
先ずはデータが最重要との事で、ハードディスクを取り外して状態を確認します。
長期使用の割には状態がよろしいのですが、エラーの出始めが見られます。
すぐに使えなくなる事はないと思われますが、これから先の利用のため、交換をご提案します。
併せて作業前にデータのバックアップを行います。
内部を調べていきますと、今回の主原因は電源ユニットと判明しました。要交換です。
テスト用電源で本体の軌道を確認。テストプログラムを実行して隠れた不具合を探していきます。
また、目視や耳で異音、鼻で異臭も確認します。
原始的な方法に思われるかもしれませんが、修理には大事な事です。
CPUを冷却するファンです。
長期の使用で少しガタが出始めています。このままでは十分な冷却ができなくなるので、要交換です。
また、ファンの下にあるヒートシンクをCPUに密着させるために「CPUグリス」が塗られていますが、古くなって乾燥、固体化しているのでこれも出来れば塗りなおしです。
CPUの周りにあるコンデンサーが膨らんでいます。
見た目はほんのわずかな違いですが、異常を起こしています。
これも、安定した動作のためには交換したほうが良いので、交換を提案します。
今回は
必要な作業、交換
・電源交換
・CPUファン交換
これからの使用のため、予防的処置の提案
・HDDの交換
・CPUグリスの塗りなおし
・コンデンサー交換
・CMOSバッテリー交換
以上をお客様に提案させていただきましたが、これからも使い続けたい。との事で全て了承いただきました。
修理を始めます
一番手間のかかる作業がコンデンサー交換です。
ですが・・・
これを
こうして
こうなります。
写真にすると3コマで終わっちゃいますが、実際は大変なんですよ?(^_^;;;
修理が完了しました。
電源やCPUファン等の交換を行って、電源スイッチON
動作の確認をして、無事お客様へお渡しできました。
一般的なパソコンと違い、お仕事でお使いの物は故障したからと簡単に買い替えできない事があります。
今回のサロンポスⅡの様に、メーカーでの修理が終了した機器でもパソコンドック24では修理できる場合があります。
パソコン等でお困りの際は是非一度お問い合わせください。
サロンポス修理
更新:
公開: