名古屋市西区のお客様よりお預かりのMac mini 2012 Late
プログレスバーが最後で止まりそのままで起動しません。
パーティーションが破損していて、OSをインストールすることができませんでした。
最終的にはSSDを取り出してフル消去してOSを入れ直しましたが、今回は分解手順を記事にします。
分解にはトルクス・6角ドライバーが必要
OSの入れ直し修理記事はこちらを参照願います。
「Mac mini 2012 SSD未認識で起動しない」
分解は通常の＋や－のドライバーではなくトルクスドライバーと6角ドライバーが必要になります。
最初は裏蓋を外すところからです。
蓋を左にずらし回して、蓋のマークを本体にある白丸に合わせます。この位置で蓋は取れます。
網目部分のねじを4個取って少し手前に引きながら外します。アンテナケーブルがつながっていますのでゆっくりと。
FANの取り外しとコネクター位置
網目部分の下にあるのがHDDマウンターです。その隣の青丸部分にアンテナケーブルがつながっていますので取っておきましょう。
FANのねじ3個と左側にあるプラスチックの押さえカバーのねじ1個を取ります。両方を取り外しましょう。
FANコネクターは外してあります。HDDコネクターはコネクターのカバー上のものを爪で引っかけて上に上げて取ります。
赤外線ケーブルのコネクタはケーブル側から上に上げるように取り外します。無理をするとコネクター受けごととれてしまうことがあります。
電源ケーブルのコネクターは見えませんのでロジックボードを外すときに外しましょう。
ロジックボードを外す
ロジックボードはI/Oコネクターごと前にスライドさせて取り出します。ロジックボードにそのための穴が2つあいています。
専用の工具を使うと便利です。
先に書きましたが、少しスライドさせてから電源ケーブルを取ってください。ロジックボードを取り出した後がこちら。
HDDマウンターと電源を止めているねじは2つです。外しておきます。
電源。HDDマウンターの取り出し
本体を前から見たところです。
わかりにくいので図で説明します。
ロック用のスライドピンを左に引き抜いた後、ケーブルの差し込み口を左方向に回転させて横倒しにします。電源は手前にスライドさせて引き出せば外せます。
HDDマウンターも引き出せば外すことができます。
マウンターからHDDとSSDを外せばこうなります。
無線カードとCPUのヒートシンクは外していません。
DVDドライブはないので以上で終了です。
Mac mini 「正常に起動しない」の症状は？（修理に関する参考費用はこちら）
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