金沢市のお客様から起動時に警告が表示されるようになったDell XPS ONE 2720を預かりました。
警告の内容は
—
NOTICE – Hard Drive SELF MONITORING SYSTEM has reported that a parameter
has exceeded its normal operation range. Dell recommends that you back up
your data regularly. A parameter out of range may or may not indicate a
potential hard drive problem.
Strike the F1 key to continue, F2 to run the setup utility
—
と以下のような画像の警告が表示され、F1を押せば起動するのですが、毎回の警告でした。
以下にもHDDの故障っぽい警告ですが、HDDは既に交換済とのことでなぜ表示するのか不明でした。ただこのモデルはキャッシュとして32GB SSDが搭載されているのでキャッシュ用のSSDが怪しいということでSSDを取り外してみることにしました。
まずはテーブルの上にバックパネルを上にして置きます。
バックパネルの右下と左下にパネル固定用のネジがあるのでそれぞれ外します。右下のネジは以下の箇所にあります。
同様に左下のネジも外すとバックパネルを上にスライドさせて取り外すことができます。
中央にはハードディスクが収まっている板金があるのですが、SSDはマザーボード上に装着されているので右側の板金を外します。以下の画像のようにネジ８個を外します。
８個のネジを外すと右側の板金を外すことができます。
板金を外すとマザーボードの右下にmSATAの32GB SSDが見つかりました。固定用のネジ２個を外します。
ネジを外すとmSATAのSSDを外すことができました。
以下のようにmSATA SSDを外して、元に戻していくと、警告も出なくなり、元のOSの状態のまま起動するようになりました。
今回はOSの再インストールも不要で、比較的安価に修理することができました。
PC修理 「正常に起動しない」の症状は？（修理に関する参考費用はこちら）
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