名古屋市西区からお越しのお客様が「子供が引っ張ってしまいコネクタが破損してしまった」と外付けHDDを持ち込まれました。
USBケーブル端子を差すところが飛び出てしまっています。
I-O DATA EC-PHU3W1 故障状況
・USBケーブルコネクタ破損
2.5インチサイズのHDDが組み込まれた外付けHDDです。
接続してもパソコン側では認識されないため、分解してHDDそのものから直接データ復旧を試みます。
ケース分解
この外付けHDDはネジなどがなく、ツメではまっているだけでした。
隙間にヘラを差し込み、HDDに当たらないよう注意しながらツメを外していきます。
角度を変えながらツメを外しているとコネクタが奥に入り込んでしまいました。
ケーブル差込口破損
完全に分離してしまっています。
外付けHDDは内部が見られないなどの理由で持ち込まれることもありますが、実はこういったコネクタ破損のご相談もそれなりにあります。
USB3.0ケーブル端子はパソコン側に差す端子と同じものもありますが、多くは今回お預かりした外付けHDDと同じ細く破損しやすいタイプのものです。
ケーブルを差したまま持ち運ぶなどをした場合でもこうなる可能性があるため、使用し終わったあとはケーブルを抜くようにしましょう。
HDD状態:正常
念のため状態チェックツールにHDDをかけると、17000時間ほど使用しているもののエラーなどはありませんでした。
内部のデータも確認できたため、早速データ保全にかかります。
USBメモリーにコピー
6.5GBほどのデータが救出できたため、当店で販売している16GBのUSBメモリーにデータをコピーしてお渡しすることになりました。
お持ち帰りになられたあとはまずデータの複製コピーを取っていただくようお願いしております。
データの保全には「同じものを2か所に保存する」しか方法がありません。
1か所にしか保存されていないデータはいつか100%消失するため、大事なデータは定期的に複製を取るようにしましょう。
名古屋・庄内緑地公園店オフィシャルサイト
名古屋・庄内緑地公園店オフィシャルサイトでもブログを公開中です。
ぜひご覧ください。
更新:
公開: