名古屋市北区よりお越しのお客様から、「バッテリーが膨張してトラックパッドが浮き上がっているのでバッテリー交換をしたい」とご相談いただきました。
トラックパッドが浮き上がっていることによりクリックが機能しません。
MacbookPro 2010 Mid バッテリー膨張
10年前の機種です。バッテリーが膨張し、トラックパッドが浮き上がってきてしまっています。
無線マウスを使用しているのでトラックパッドが使用できなくても問題はないそうですが、このままにしているとトラックパッドや筐体が割れてしまう可能性があるのでお預かりして全体的な診断を行います。
分解
この頃のMacbookProは細めのプラスネジでネジを取ることにより裏パネルが外せます。
この段階でも少し膨らんでいるのがわかりますね。
バッテリーコネクターを外し、バッテリーとHDDマウンターのネジを外します。
ネジを取ると大きめの音と共に跳ね上がるようにしてバッテリーが飛び出ました。
ネジで押さえられているのでトラックパッド側に影響が出ますが、それを外すと膨らみがよくわかります。
バッテリーとHDDを外した状態でメモリーのチェックテストを行います。
異常は検出されませんでした。
HDDチェック
衝撃によるエラーレートや磁気ヘッド退避回数が少々気になるものの、使用時間も短く正常ステータスです。
ウイルスなども発見されませんでした。
バッテリー交換
年式的にバッテリーは純正品の取り寄せが不可能なため、互換品を取り寄せることになりました。
届いたバッテリーと元々のバッテリーを比較すると膨張がはっきり確認できます。
Mac製品ではバッテリー膨張もよくある話ですので修理業者としては珍しい光景ではないのですが、使用中に急に膨張してくると驚きますよね。
内部の埃も清掃し、押し出されたトラックパッドを元通りに戻して組み上げます。
トラックパッドは正常に動いてクリックも問題なく機能しました。
清掃・返却
10年間一度もパーツ交換などはされていないとのことですが、まだまだ使用できそうです。
外部清掃も行い、各種機能を確認して返却です。
取り外したバッテリーをお見せすると「こんな状態だったんですか」と驚きでした。
少しでもトラックパッドや裏パネルに浮きが見られた場合、早めにお持ち込みくださいませ。
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