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【マイクロソフトアカウント】そもそも何?必要?メリットとデメリットや注意点をご説明!

カテゴリー :パソコン・周辺機器のお悩み解決

ご覧頂きありがとうございます!
パソコンドック24春日井店の谷口です。

今回も雑学的な知識で投稿させて頂きますよ!
頑なにパソコン修理の事例は上げない独自路線を行く春日井店をよろしくお願いします!笑

 

「マイクロソフトアカウント」って何?

最近ではWindows7のサポート終了や、給付金が出たこと、リモートワークやオンライン授業等でPCを新たに購入される方も増えたのではないでしょうか?
当店では修理だけでなく設定もお引き受けしており、最近は設定やデータの移行といったご依頼が増えている印象です。

設定と言えば、大きくわけて3つになるかと思います。

  • Windowsの初期設定
  • Microsoft Officeの初期設定(Word,Excelなど)
  • Wi-Fiの接続やプリンター、メール等使われる方によって必要な追加設定

この設定作業を行う中で最近ご相談が増えている(トラブル化してきている?)もの。
それが「マイクロソフトアカウント」です!

そもそもマイクロソフトアカウントとは何なんでしょう?Windows 7まではそんなものなかったので、今買い替えると「何それ?ん?」となるでしょう・・・。

すごぉーく簡単に表現すると…
“Windowsを開発・販売しているマイクロソフトが提供する会員サービスの名称”です!
※MSアカウントと略して呼ぶ場合もあります。

例えば、iPhoneやAndroidなどのスマートフォンを使う場合ほとんどの方はIDを発行されているかと思います。AndroidならGoogleが提供する「Googleアカウント」や、iPhoneであればAppleが提供する「Apple ID」などです。アプリをダウンロードしたり購入したりする際に必要な為、多くの方はGoogleアカウント・Apple IDと言うと「おぉ!それは聞いたことある!」となりますよね?


↑Androidスマートフォンでおなじみのストアアイコン


↑iPhoneでおなじみのストアアイコン

簡単に言うとそれと同じです!マイクロソフトが提供する「Microsoftアカウント」ということですね!

 

「マイクロソフトアカウント」って必要なの?

先にご説明したスマートフォンで必要なGoogleアカウントやApple IDと同じように考えると、発行しなければ何か出来ないことが出てきそうって思いますよね…。

スマートフォンだとアプリがダウンロードできなくなってしまう…ということはWindowsでもダウンロードしてソフトが入れられなくなる!?これはもうアカウントを作るしか…

「ちょっと待ってくださぁい!!!」(大声)

実はこのマイクロソフトアカウント。作っても作らなくても、普通にインターネットをしたり、ソフトをダウンロード・インストールしたりして使うことは出来るんです!!!なんか通販番組みたいな感じになってきましたね。でもちょっと意外ですよね?そうでもないですかね・・・?

 

マイクロソフトアカウント作成のメリット

ではマイクロソフトアカウントを作ることで出来るようになるメリットて具体的にどんなことがあるんでしょう?これまたざっくりですがお伝えしますね。

  • OneDriveを使った同期(マイクロソフト提供のクラウドストレージ)
  • Microsoft Storeからのアプリダウンロード
  • Office Onlineの使用

大体こんな感じでしょうか。以下で補足しますね。

 

OneDriveを使った同期(マイクロソフト提供のクラウドストレージ)

OneDriveというのは今流行りのクラウドサービスですね。

大切なデータをPCに保存するのではなく、インターネットを通じて外部のコンピューターに保存しておきましょう。というサービスです。このサービスをマイクロソフトも提供しており、そのサービス名が「OneDrive」ということです。無料でも使えますが、ブログ投稿時点で“5GB”しか保存できません。なので、写真や動画等1つ1つの容量が大きいものはあまり保存できませんね・・・。
※別途有料契約をすれば増やすことも可能です。

参考:https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/onedrive/compare-onedrive-plans?activetab=tab%3aprimaryr1

 

Microsoft Storeからのアプリダウンロード

Microsoft Storeは、スマートフォンでいうPlayストアやApp Storeと同じ感じです。

マイクロソフトが提供する専用のストアからアプリを購入・ダウンロードができるものです。ただし、私の経験上これを使って何かしらのアプリを入れている方はほとんど見ません・・・。

というのも、このストアを使わずともこれまでのWindows 7や8のように、インターネットから探してきてダウンロード・インストールももちろんできます。
ストア経由でしか使えないものというのが少なく、必要とされるアプリがまだまだ少ないんでしょうね・・・。

 

Office Onlineの使用

Office OnlineWordやExcelなどのオフィスソフトをインターネット上で使いましょう!というサービスです。無料でもある程度の機能が使え、作成・編集等も出来ます。しかしながら、オンラインという名前がある通り、インターネット接続が必須です。また、使えない機能があったり、ボタン位置やソフトのデザインなどが少し違う為、使いにくく感じるかもしれません。

少し補足が長くなってしまいましたが、これらのサービスがマイクロソフトアカウントを登録することで使えるようになるわけですね。

 

マイクロソフトアカウント作成のデメリット

では、逆にデメリットとは何でしょうか?これは私自身が実際にお客様からのご依頼があり始めて感じたデメリットですが…。

Windowsの初期設定時にマイクロソフトアカウントを作成し、よく分からずそのまま進めていくとOneDriveと自動で同期する設定になることがあります。この場合、デスクトップやドキュメントに保存しているデータがOneDriveに自動で保存されるようになります。パッと聞く限り自動でバックアップされている感じがしてちょっと親切な感じがしますよね?

しかし!!!

ここにトラブルになる元があります。先にもお伝えした通り、無料で使えるOneDriveの容量は”5GB”です。この容量を超えると容量不足となりクラウドに保存できないエラーになります。


↑こんなエラーが出ることも。

すると・・・「このデータはOneDriveにある?ない?このデータはPCにしかない?ん?と思ったらOneDriveにある?お???」という感じでどこにデータが保存されているのかが明確にならず、整理しているうちに大切なデータをOneDriveからもPCからも削除してしまった…復旧できますか…?というご依頼がありました。

一見便利なサービス(メリット)に見えて、注意しないと逆にトラブル(デメリット)になる恐れがあります。他にも時々マイクロソフトアカウントのパスワードを確認してください。なんて通知がピョコピョコ毎回出てくるようになって煩わしかったり・・・。


↑これが起動するたびにピョコピョコ出てきます(笑

メリットとデメリットを理解し、登録するかしないかを判断する必要があるかもしれませんね!

 

PC購入時に付属するWordやExcelを使いたいよ!って方は注意です!

さて、ここまででマイクロソフトアカウントとは何か、登録することで何が出来るのか、メリット・デメリットをお伝えしてきました。ここまで読まれた方は内心どうしようか少し決まってきたのではないでしょうか??

その中で「登録はやめよう!」と決めた方。
「ちょっと待ってくださぁい!!!」(2回目)

一つ確認をさせてくださいね。
パソコン購入時に付属するOfficeソフト”WordやExcel、OutlookにPowerPoint”などのMicrosoft Officeを使われますか??

「使う!」という方。残念ながらマイクロソフトアカウントの登録が必要となってしまいます・・・。

「え!?だってさっき言ってたサービス何も使わないよ?使わないのに登録するの?」というお声が何故か聞こえてきます・・・。

実は現在販売されているPCに付属しているMicrosoft Officeは”2019″というバージョンがメインです。
数年前に発売された”Microsoft Office 2013″以降、Microsoft Officeを使用できるようにするにはマイクロソフトアカウントの登録が必要になりました。(一部対象外もありましたが、今はほぼ必須です)

何故こうなってしまったのか・・・。海賊版対策・プロダクトキーの紛失対策・OneDriveとの連携・・・。色々な事情があってこうなってしまったんでしょう・・・。

ですので、WordやExcelなどを使いたいよ!って方は登録が必要となってしまいますのでご注意くださいね。

ただし、1点補足があります。Officeを使う為に登録した際、Windows側にも設定する必要があるわけではないんです。ちょっと難しい話になってきましたね・・・。
上手くお伝えできるかわかりませんが、少しご説明させて頂きますね。

先ほどご説明したOneDriveやMicrosoft Store、Office OnlineはWindowsに設定するイメージです。
Officeを使う為に登録・設定した場合、Windowsにもマイクロソフトアカウントの設定が必須!という訳ではない為、Microsoft Officeにだけアカウントを設定する!という形も取れます。そうすれば、あくまでWordやExcelを使う為だけに登録し設定した!みたいな感じでシンプルになりますよ!

ちょっと表現が難しいですね・・・。
もしよくやり方がわからない!という場合はお近くのパソコンドック24へご相談ください!
ヒントは「ローカルアカウントでOfficeのみマイクロソフトアカウントを使って初期設定」です!

ということで、今回はマイクロソフトアカウントについてご説明しました!
Windows 10が出て数年・・・。今更感もありましたが、意外とこのマイクロソフトアカウント関係のご相談も多いので投稿させていただきました!

設定の際など何かしらの参考になれば幸いです!

この修理事例を書いたお店

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愛知県春日井市篠木町一丁目12番地1
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