acer Aspire V5－571P 右クリック時に固まる

名古屋・庄内緑地公園店の修理事例

北名古屋市よりお越しのお客様から、「動作がとても遅く、右クリックをすると固まってしまう」というご相談をいただきました。

acer Aspire V5－571P 動作が重い

Windows8.1搭載モデルですが、Windows10にアップグレードされています。
店頭で確認すると、インターネットに繋いでいないからかそこまで遅くはないもののやはり右クリックをすると固まってしまいます。
データをバックアップすることもできないので、お預かりして診断を行います。

分解：HDD

まずは裏面のネジを全て外します。
acerのシールの下にもネジがあります。

キーボードを外し、フラットケーブルを2本取ります。
キーボードランプのケーブルが細くわかりづらいので注意が必要です。

ネジを5本、トラックパッドと電源スイッチのフラットケーブルを外します。
あとはキーボード側のパネルを外していくだけですが、なかなかツメが強固でした。

HDDはネジなどでは固定されておらず、ケーブルも引き出しが可能なタイプでした。
破損しないようにコネクターを外し、HDDを取り外します。
仮組みを行ってメモリーのチェックテストを行いますが、こちらは正常でした。

HDDステータス：正常

HDDに異常はなく、データ保全も検証用パソコンで行うことができました。
動作が重いときはHDD故障かウイルス感染であることが多いので、データ保全後にウイルスチェックにかけます。

マルウェア感染

悪質なウイルスとまではいきませんが、なかなかの量のマルウェアが検出されました。
Windows8.1から10にアップグレードされていることに加え、マルウェア感染が原因で固まってしまうようです。

リカバリー不可

このパソコンはWindowsの機能の「初期状態に戻す」でリカバリーすることができますが、Windows10にアップグレードされているせいでWindows10の初期状態にしか戻りません。
内部のリカバリー用データからUSBメモリーにリカバリーメディアを強制作成し、そちらでリカバリーを行います。

リカバリーは無事に進み、Windows8の工場出荷状態に戻すことができました。
Windows8用に作られたものは8のまま使用するのが一番安定するので、今回はWindows8.1でご利用いただくことになりました。
更に当店で中古のノートパソコンもご購入いただき、お客様のご要望でご購入いただいた方のパソコンにデータをリストアいたしました。