こんにちは、名古屋名東店の久保井です。
朝晩はかなり冷え込むようになりました名古屋です。
松本や京都によく似た盆地特有の寒さの季節ですね
さて、前回のブログに続き、少し旧式のパソコン修理の事例です。
最近ですとiMacと言えば銀色の筐体を思い浮かべますが、こちらの筐体を懐かしく思う方も多いのではないでしょうか。
2006(Late)のiMacです。
今から14年前のモデルです。
何とも言えない可愛らしさと大きすぎないサイズ。飾るならこちらのモデルのほうが個人的にはおしゃれと感じます。
しかし、飾るだけでなくしっかり使えたほうがいいに決まっています。
まだまだ現役で使っていきたいとのご要望でしたので、修理をしていきます。
症状は電源が入らない。ということです。
確かに電源ボタンを押しても電源が入りません。が、小さくチチチと音がしています。
電源ユニットの故障の可能性が高そうです。
早速分解をしていきます。
まずモニターの底辺にある4本のネジを外します。
ここは難しくありませんが、ネジの長さが違うネジがあるので気を付けます。
次が難関で、白いカバーを筐体から外す作業に入ります。
背面の通風孔から薄いカードを差し込み、ラッチからカバーを外していくのですが、いつもながら苦手です、これ・・・。
構造はこんな感じ
この留め具をカードで押して、ラッチから筐体と分離するのですが、見えてると造作もないことが裏から手探りでやることの難しさと言ったら。
とは言いましても何度も作業していますので、裏面をイメージしながら外していきます。
左右のラッチを外せば白い筐体カバーが取り外せます。
次は液晶パネルを外します。
これは4本のネジで止まってますので簡単・・・と行きたいのですが
上下左右がテープで止まっています。しかも結構粘着力が強くはがすのに手間がかかります。
また破れやすいので慎重にゆっくりとはがす必要があります。
やっと原因であろう電源ユニットに到着です。
ん・・?よく見ると・・
真ん中のパーツ(下)の一部が焦げています。
やはり電源ユニットが原因のようです。
交換していきましょう。
もうすでに新品が手に入りませんのでリユース品を入手して交換です。
下が交換用パーツです。
交換後無事に電源が入るのが確認できましたので、組み立てていきます。
あと一つ気になるパーツがありましたので一緒に交換しておきました。
最後に内部のホコリを掃除して封印です。
組み立ては開封より楽です。元通りに組みなおし作業完了です。
今回はHDDにもエラーがなく液晶もきれいに映っていましたので電源ユニットのみの交換となりました。
多少古くても修理可能のものもありますので、お困りの際はお近くのパソコンドック24までお気軽にご相談ください。
iMac 「正常に起動しない」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)
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