あま市からお越しのお客様より、「電源が入らなくなったためデータを取り出したい」とご相談いただきました。
古いMacのG4です。修理はせずデータ救出のみのご依頼となりました。
Power Mac G4 電源が入らない
20年ほど前に発売された機種です。
実は以前ソフトウェア不具合で一度お預かりし、Mac OSの再インストールを行ったものでした。
今回は修理の必要はなく、内部にあるデータのみを復旧したいとのご相談です。
お預かりし、分解を進めます。
分解:HDD
このタイプは側面にある取っ手に手をかけるとすぐ開くことができます。
勢いよく開くと破損しかねないためゆっくり開きます。
奥にHDDが見えますね。
IDEケーブルを外すと固定用のネジがあるので、こちらを外します。
最近のMac PCはトルクス(星)型ネジであることがほとんどですが、こちらはプラスネジですね。
取り外したHDDを検証用パソコンに接続し、状態を確認します。
HDDステータス:正常
15000時間ほど使用しているもののHDDは正常です。
ハードウェアECC検知エラーでかなりの数値が検出されていますが、データ保全は通常通り行えました。
HDDの全体容量は40GBです。
6.2GBほどのデータを救出することができたので、この段階で見積の連絡です。
返却
当店で販売している16GBのUSBメモリーにデータを移してお返しすることになりました。
店頭でデータの確認をしていただき、別のパソコンやメディアなどに複製コピーを取っていただくことをお願いして返却です。
新しいパソコンでも同様ですが、古いパソコンはいつ壊れるかわかりません。
また、バックアップを行ったUSBメモリーや外付けHDDでも内部が見られなくなりデータ復旧の依頼をいただくことがあります。
一カ所にしか保存されていないデータはいつか消えてしまうため、大事なデータは常に同じものを二カ所に保存するようにしましょう。
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Mac・データ復旧
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