【エラー音4回】DELL XPS 8300 電源が入らない

カテゴリー : パソコンが起動しないパソコン修理内部清掃（クリーニング）名古屋・庄内緑地公園店Dell

一宮市のお客様のご相談で、DELLのデスクトップPCの電源が入らない不具合です。
Windows7のままで使用中です。

電源ボタンを押すと、大きなエラー音が鳴り響きます。

エラー音4回はメモリー異常

電源投入時にエラー音が4回鳴るのを繰り返します。
DELLのパソコンでエラー音4回は、メモリーに問題があることが多い。
必ずメモリーというわけではありませんが、目安となります。

診断に取りかかるとなぜか電源が入ったので、メモリーテストをおこないます。

メモリーテストで表示異常

メモリーテストを初めてすぐに、記号のような表示が画面全体にでて表示が乱れました。

ビデオの表示不良ではありますがビデオカードは使われていなくて、CPU内蔵のビデオ機能での画面表示です。
CPU故障も可能性有りですが、CPU内蔵ビデオのビデオメモリーはメインメモリーの一部を利用するシェアメモリーです。
メインメモリーの異常も可能性があります。
最初にエラー音が4回鳴っているので、メモリーが怪しい。
一旦メモリーテストをやめて、メモリーの清掃処置をおこないます。

メモリーの接触不良解消処置

4枚挿さっているメモリーを全て取り外します。

スロットをエアダスターで吹き、メモリーの端子には導電処理剤を塗布します。
この処置によって、「エラー音」「表示不良」は解消されて正常になりました。
メモリーテストも正常に終了しました。

不具合原因はメモリーの接触不良によるエラーでした。

Windows10のインストール

お預かり時のOSはWindows7ですが、せっかく修理をするのでこの機会にWindows10にしてお返しをすることになりました。
Windows7の環境を引き継ぐのはあまりお勧めできないので、Windows10をクリーンインストールして調整をおこないます。
Windows7の環境やソフトを引き継がないので安定性が高くなります。

難点はパソコンの機能を正常に私用できるようにするため、ドライバーソフトの調整が必要なことでしょう。
デバイスマネージャーでの「不明なデバイス」を総て潰しチップセットドライバーも正常に認識させていきます。

中古のパソコンで、たまにドライバーが当たっていない物を見かけますが、そこはきちんと調整したいですね。