名古屋市西区のお客様より、ノートパソコンのヒンジ部分がぐらついているとのご相談。
本体横側が浮いてしまいます。
ぐらつきもかなり大きく内部の状況は芳しくなさそうです。
どの程度の破損かによって補修できるかどうかの判断をしていきます。
同一形状のパソコンにヒンジ割れ多発
今回のパソコンはIIYAMAのものですが、ほぼ同一形状の筐体を採用したパソコンが別ブランドでも販売されています。
OEM販売のために同じような設計となっていますが、実は同じようにヒンジ割れ修理の依頼があります。
このタイプの筐体採用のパソコンでぐらつきを感じたら、ヒンジ割れを疑って早めの修理をお勧めします。
裏側はこんな形状です。
右側ヒンジのネジ受け全破損
GPUを別搭載したパソコンなので、大きめのFANが2個あります。
写真ではわかりませんが、向かって左側のヒンジ金具の下のネジ受けが完全に破損していました。
その部分の写真は撮ってありませんでしたが、ネジ受けは3つとも取れていました。
ここまで割れていると筐体に穴を開けて、ボルトで固定するのが一般的かと思いますが当店ではよほどでない限り補修固定でおこないます。
位置決めして固定
ネジ受けが3個とも取れてしまっているので、一番難しいのはネジ受け部の位置決めですがコツがあります。
ずれるとネジが止まらなくなったり、パソコンを閉じたときにきちんと締まらなくなるので慎重におこないます。
ヒンジとは別に、なぜか手前側のネジ受けも取れていました。
こちらも固定補修をしておきます。
蝶番のネジを緩めておく
補修部分の強度は確保できていますが設計上の強度に不安があるので今後の割れ防止のため、蝶番のネジを緩めて液晶パネルの開け閉めをスムーズにしておきます。
この部分の中にヒンジ金具が入っています。
液晶ベゼルを剥がしてネジを緩め、元に戻しました。
パソコンを閉じるときは丁寧に閉じないとなりませんが、ヒンジ部の割れは起きにくくなります。
パソコンの開け閉めや、各種の確認をして終了となります。
似た形状で別パソコンのヒンジ割れ修理の例
「FRONTIER NZ メモリー故障・ヒンジ割れ」（パソコンドック24庄内緑地公園店・オフィシャルページ）
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ぜひご覧ください。
PC修理 「画面のトラブル」の症状は？（修理に関する参考費用はこちら）
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