名古屋市西区からお越しのお客様より、「プログレスバーは途中まで進むが、そこで電源が落ちてしまう」というMacbook Pro 2011 Lateのご相談をいただきました。
店頭で起動確認をしてみると、緑色の横線のようなノイズが画面に発生します。
年数的なこともあり買い換えも検討しているとのことで、今回はデータ救出のみ行うことになりました。
Macbook Pro 2011 Late 画面にノイズが走りデスクトップ画面にたどり着かない
10年前のMacbook Proです。
先日までは普通に起動していましたが、突然OS起動前に電源が落ちるようになってしまいました。
電源を投入すると、緑色の横線のようなノイズが走ります。
Appleのリンゴマークにもノイズが被さったようになっていますね。
プログレスバーは途中まで進み、そこで画面が真っ暗になり電源も落ちてしまいます。
分解:HDD
今回はデータ復旧のみなので、早速データ保全に入ります。
この頃のモデルはトルクス(星型)ドライバーではなく細めのプラスドライバーで分解することができます。
ネジを10個外し、パネルを取ります。
中央右にあるバッテリーコネクターを抜き取り、HDDマウンターのネジを緩めます。
SATA端子を傷つけないようにHDDを取り外します。
HDDステータス:注意
HDDのステータスは様々なものがありますが、今回は使用時間3500時間ほどで注意状態でした。
代替処理済(読めない箇所を正常な箇所に書き移す処理)が100箇所ほどあります。
画面の表示状態からしてグラフィックに異常があるのは間違いないですが、OSが起動しない原因はHDDエラーによるものかもしれません。
早速データ保全に入ります。
データ救出
無事255GBほどのデータを救出することができました。
写真がかなりの枚数保存されており、USBメモリーでは入りきらないため当店で販売している1TBの外付けHDDに移してお渡しすることになりました。
返却
HDDにエラーがあったため、全てのデータが正常に見られるという保証はないとご了承いただいた上で後確認いただき、返却です。
返却時には外付けHDDもいずれは故障することと、手違いで削除してしまったときのことなどを踏まえ、必ず複製コピーを取っていただくようお願いしております。
大事なデータはパソコンの中と外部メディアなど、常に二箇所以上に保存しておくようにすると安心ですね。
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