中古パソコンの再生修理事例です。
電源を入れると問題なくWindows10が起動するものの、なんだか動きが遅く感じられます。
この機会にSSD換装とメモリー増設を行い、動作の高速化を行うことにしました。
分解:HDD
裏面10個のネジを全て外します。
ツメを外し、キーボード側のパネルを慎重に持ち上げます。
キーボードとトラックパッドのケーブルが基板に繋がっているため、破損しないように抜き取ってからパネルを外します。
HDDが右下にありました。
上部にあるバッテリーを回転するようにして抜き取り、HDDマウンターのネジを取ってSATAコネクタからHDDを外します。
ファン部分に少し埃が目立ちますね。
メモリー4GB
仮組みをして、メモリーのチェックテストを行います。異常は見つかりませんでした。
メモリーは4GB搭載ですが、Windows10を動かすには少々心許ないですね。
HDDステータス:注意
使用時間は8000時間に満たないものの、代替処理(読めなくなった箇所のデータを正常な箇所に書き写す処理)済のセクタ数が16箇所ほどあります。
メモリーが4GBであることに加えHDDも故障しかけですので、動作が遅くなっても不思議ではありません。
データ保全・ウイルスチェック
リカバリー領域確保のためにデータ保全を行い、ウイルスチェックも進めます。
ウイルスやマルウェアなどの脅威は検出されませんでした。
メモリー増設
メモリーを4GBから8GBへ増設します。
このタイプは基板の裏側にスロットが存在するため、基板のネジを外していきます。
Wi-Fiカードと光学ドライブやSATAコネクタへの基板に繋がっている部分(青四角)に注意しつつ、基板をひっくり返します。
4Gbは基板に直付けのようですね。
メーカー仕様表を確認し、同スピードで低電圧モデルの4GB1枚を空きスロットに差し込みます。
裏側の清掃を行ったあと元に戻し、表側の清掃も行います。
再度メモリーチェックテストを行って、エラー検出や相性問題が発生しないことを確認です。
SSD換装
HDDに付けられていたマウンターを240GBのSSDに付け替えます。
リカバリー・調整
作成しておいた回復ドライブで初期状態にし、アップデートや必要ソフトウェアのインストールを行います。
SSDになり、メモリーも8GBに増えているためサクサク進められました。
外部清掃
各種機能を確認の上、外部を綺麗に清掃して完了です。
もたつきが気になるパソコンが高速マシンに生まれ変わり、快適に使用できるようになりました。
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PC修理 「正常に起動しない」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)
PC修理 「動作が遅い・固まる」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)
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