こんにちは。パソコンドック24 京都・四条店 です。
今回は京都府宇治市からお客様の修理事例です。
飲み物をこぼしてしまい、電源が入らなくなったとのことでお持ち込みされました。
パソコンはApple のMacBook Air Late 2020、M1チップ搭載のモデルです。
購入して1年経過していない状態ですが、水没はメーカー保証の対象外になることが多いです。
早速裏ブタを外して中の状態を確認してみましょう。
直ぐに水分による腐食部分が分かりました、ここはイヤフォンジャックのサブ基板です。
表には電源ボタン(Touch ID)があり、このサブ基板を介してロジックボードに繋がっています。
腐食部分はここだけみたいですので洗浄して、十分乾燥させてから組み直します。
ACアダプタを接続して通電しますが・・・・・ダメでした・・・。
どうやらサブ基板の半導体に損傷があるようです。
それでは交換をして再び通電してみましょう。
ロゴマークが出てOSが起動しました。
やはりサブ基板が損傷していたようですが、thunderboltのポートがあるロジックボードには障害が無かったのになぜ電源が入らなかったのでしょうか?
どうやらT2チップ搭載のMacBookシリーズは電源ボタン(Touch ID)とロジックボードがApple独自のシステムで連動している様です。
それを介しているオーディオボードが機能していないがために連動が取れず、ロジックボードは健全なのに通電できないという仕組みだと思われます。
起動・終了、連続稼働、インターフェイス関係等チェックし他には問題が見られませんでした。これでご返却ができます。
パソコンドック24京都・四条店では新しい機種でも対応できる場合があります、買ったばかりですが水分をこぼしてしまった水損や、落として液晶画面が割れてしまったなど、まずはお預かりして診断からさせていただければと思います。
MacBook Air 水こぼし・水没(修理に関する参考費用はこちら)
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