バッテリーの警告で「修理サービス推奨」表示が出るMacbook Pro 2016 13inchを、愛知県清須市のお客様よりお預かりしました。
バッテリーの充電容量が低下したため交換を促す警告です。
バッテリーのみで使用していると、一気にバッテリー残量がなくなるようです。
システム環境設定での表示
システム環境設定でバッテリーの状態を確認します。
「バッテリーに関する重要なメッセージ」とあり、容量低下と修理サービスの案内がでていました。
バッテリーの発注をして、入荷後に分解をおこないます。
裏蓋の取り外し
裏蓋のネジは特殊ネジでP5です。
ネジを外してから内部ラッチのはめ込みを外します。
大まかに青丸の位置にはめ込みがありますので、周りをへらなどで少しずつ持ち上げるか、吸盤を使って持ち上げます。
音がして外れてから、赤い矢印方向に裏蓋をスライドさせます。
ヒンジの部分でかなり固くはめ込まれています。
左右の片側ずつを力を込めて抜いていきます。
力が入るので、液晶を割らないように気をつける必要があります。
バッテリーコネクター取り外し
裏蓋を取ったところです。
写真ではわかりにくいですが、真ん中のセルに若干の膨らみが見られました。
作業の最初はバッテリーからの通電を遮断することです。
バッテリーコネクター部分の黒いシールを剥がして、青い四角マーク部分のコネクターからケーブルを外します。
次いで青丸のネジを外して、黒い通電部を上に持ち上げて浮かします。
これで通電しなくなりますので、その後の作業を安心しておこなうことができます。
赤い丸印の左2つはバッテリーの基板コネクターの留めねじで、右2つはトラックパッドのコネクターを留めています。
どちらも取り外しておきます。
トラックパッド取り外し
バッテリーを外す前に、トラックパッドを外しておきます。
10個のネジを取るとケーブルごと抜き取ることができますが、ケーブルはバッテリーに張り付いているので丁寧に剥がしましょう。
バッテリー取り外し
バッテリーの取り外しを行います。
作業にかなりの力を込めますので、画面を閉じたままでおこなうと液晶パネルを割る危険があります。
液晶上半身を取り外すか、机の端を利用してパネルを開けて作業を行います。
当店では、自作した大きめなヘラと剥離液を使って両面テープを切り剥がします。
この作業に時間が一番かかります。
作業中の写真はありませんが、剥がした後はこのようになります。
テープ位置がよくわかりますね。
外したバッテリーです。
新しいバッテリーを貼り付ける時、古いテープは邪魔になりますのできれいに剥がしのり残りも完全に除去します。
バッテリー取り付け・起動確認
ここまで来ればバッテリー貼り付けをして、トラックパッドを取り付ければほぼ終わりです。
コネクター類も元に戻しました。
裏蓋も戻しますが元通り差し込むのに力をかけますので、注意が必要です。
無事に起動確認ができました。
バッテリー充放電の確認
起動を確認してから充電も確認します。
満充電になってからバッテリのみで使用して放電させ、再度100%まで充電します。
3度ほど繰り返して正常を確認した後にご返却となりました。
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