こんにちは。パソコンドック24 新宿店 です。
今回は MacBook Air (Retina, 13インチ, 2019) A1932 の「充電が進まず、CPUファンも異常回転する」とお困りのお客様からご依頼を受けました。
「ACケーブルを繋げば動く」とのことでしたので早速確認していきましょう。
起動しましたが充電が0%のまま進みません、ACアダプターを抜くと電源も落ちてしまいます。
また、お客様のご申告通り起動からCPUファンが異常な速度で回転します。
システム情報からバッテリーの状態を確認してみましょう……
バッテリーの状態は「今すぐ交換」のメッセージが出ています。
それとACアダプターに接続しているのにアンペア数が「0」のままです、これはバッテリーが充電できていない状態であることを指します。
本体を分解してケーブル接続やバッテリー膨張などを確認しても特に異常はありませんでした。
とりあえず新しいバッテリーに乗せ換えて充電してみます……
新しいバッテリーでは無事充電が進み、バッテリーのみで起動出来ました!
システム情報上でも「正常」、アンペア数も正常に電流を認識しています。
CPUファンの異常回転も起きなくなりました、これはハードウェア不具合があった際に発生する症状のようです。
その他動作確認を致しましたが特に問題はありませんでした、これでまた安心してパソコンを使っていただくことが出来ます。
お客様にパソコンの使用状況を確認したところ「半年以上使っていなかった」と言う事でした。
今回は長期間バッテリーを使わなかったことで「バッテリー上がり」が起きてしまったみたいです。
パソコン本体を使わないで長期間保管すると少しづつ自然に放電を続けます。
放電が進むと、過放電を防止するための保護機能が働きバッテリーの機能が停止する場合があります。
この状態になるとバッテリーとして機能しなくなり、パソコン本体を電源に接続しても充電されず、バッテリー駆動もできなくなりますのでバッテリーを交換する必要があります。
過放電を防止するために、バッテリーをパソコン本体に装着した状態でパソコンを長期間保管するときには、半年に1回くらいの割合で50%以上の充電をしていただく事をオススメします。
しばらく使わずにバッテリー駆動出来なくなったパソコンはバッテリーが劣化している可能性が非常に高いです。
そんな時は是非当店へご相談ください。
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