名古屋市西区からお越しのお客様より、「真っ青な画面になってWindowsが起動しない」とご相談いただきました。
BIOSパスワード入力後、一面青の画面になりマウスポインタなども出現しません。
東芝 T552/36HKS PT55236HBMKS3 OSが起動しない
2013年春に発表された、Windows8搭載モデルです。
8.1にアップグレードした上で利用されており、Windows10にはしていませんでした。
電源を入れ、BIOSパスワードを入力すると通常はWindows8.1のログイン画面が出てくるはずですが、一面真っ青な画面になってしまい操作を受け付けません。
まずデータが優先ということでしたので、お預かりして分解していきます。
分解:HDD
裏返してバッテリーを外し、ネジをゆるめると蓋を外すことができます。
HDDが見えました。
留めネジを外し、SATAコネクターから右方向へ抜き取ります。
仮組みしてメモリーのチェックテストを行いましたが、異常が検出されることはありませんでした。
HDDステータス:正常
使用時間は5000時間ほどで、エラーセクターなどは検出されませんでした。
Windowsが正常に起動しない場合HDD故障であることも多いので、まずは一安心です。
10GB弱のデータを救出することができました。
システムの復元で一時的に回復
Windowsのインストールメディアを使用してシステムの復元を行うと、Windows8.1が起動するようになりました。
しかし未適用のWindows Updateが存在したため更新してみると、真っ青な画面になることはなくなりましたが再度Windowsが起動しなくなってしまいました。
Windows Updateの失敗でOS起動領域を破損した可能性が高そうですね。
Windows10クリーンインストール
付属していたMicrosoft Office Home&Business 2013のプロダクトキーカードが見つかったため、修理して使用したいとご連絡いただきました。
Windows8.1は2023年の1月にサポートが終了してしまうので、Windows10のクリーンインストールを行いリフレッシュパックを進めました。
※今回の機種はWindows10に正式対応していないため、不具合が発生する確率が通常より高くなることをご了承いただいた上での修理になります。
内外部清掃・返却
裏面パネルを外すと、年数もあるせいかファンの埃が少し目立ちました。
しっかり清掃した上で組み戻し、外部も綺麗に清掃していきます。
ExcelやWordを利用する目的でパソコンを購入される方も多いと思います。
最初に入力したプロダクトキーや登録したMicrosoftアカウントは再インストール時に必要になりますので、なにかあったときのために保管しておきましょう。
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