こんにちは。パソコンドック24 大阪梅田本部 です。
今回は、懐かしいMac miniを修理でお預かりしました。
2012年モデルなので、発売されてから10年も経っているMacです。
突然、電源が入らなくなってしまったとのことです。
写真のようにランプが光りません。
お客様がご自分でSSDに交換をされている愛着のあるMac miniとのことで、
何がなんでも直してお使いになられたいとのことでした。
こういう状態の場合、故障の原因は色々と考えられるのですが、
まずは、電源ユニットやロジックボードなどを疑って、
実際にパーツ交換を行ってみて、
どのパーツが故障しているのか?を診断してみたいと思います。
裏面の黒い蓋(ボトムカバー)を取り外しました。
黒い部分をちょこっと回すだけで、上側に取り外せます。
ファンを取り外します。
ファンのケーブルが、基板と繋がっているので、
ファンを勢いよく取り外すとケーブルが断線しますので、要注意です。
ヒートシンクのカバー(カウリング)と銀色のアンテナプレートを取り外しました。
アンテナプレートからは、アンテナ線が伸びていて、
基板上の無線LANカードにつながっているので、取り外しは要注意です。
ロジックボードを取り外す前に(または、取り外す過程の途中で)、
電源ケーブルコネクターとIRセンサーコネクターを取り外します。
IRセンサーコネクターを破損するお客様が結構おられますので、要注意です。
ロジックボードを筐体からスライドさせて、取り外します。
かなり、強力に爪が噛んでいますので、特殊なツールを使用して、引き出します。慎重に行います。
ロジックボードが外せました。
ロジックボードの内蔵電池の交換もやってみました。
メモリの交換もやってみました。
それでも、電源が入らないことを確認しました。
電源が、ピンで止まっていますので、ピンを抜きます。
電源を取り外せました。
テスト用の電源と交換してみましたが、症状は電源が入らないままです。
今回の故障の原因は、ロジックボード(メイン基板)のようです。
弊社では、基板を専門に直してくれる部署がございます。
そちらに基板を送りまして、修理が終わり戻ってきました。
お客様のSSDも組み込み、
修理完了で戻ってきた基板もその他のパーツも全て組み込みました。
OSが無事に起動してくれました。
動作確認やハードウェアテストを行い、本当に直っているか?をよく検証します。
最初は、点灯していなかったランプもちゃんと点灯してくれています。
全てのテスト、動作検証にパスし、無事お客様へお返しすることが出来ました。
10年前のMacでもまだまだ現役で活躍してくれそうです。
メーカーが修理してくれないMacもパソコンドック24は直します!
ぜひ、ご検討ください。
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