こんにちは。パソコンドック24 本町店 です。
今回はPower Mac G4 QuickSilver 2002をお預かりしました。
店頭で症状を確認したところ、電源ボタンを押しても何も反応がありません。
やや古い機種ですが買い替えは検討しておらず、中にインストールされているソフトやデータをそのまま使いたいとのことです。
電源ユニットのハードウェアチェックを行なう必要がありますが、この機種は、分解して電源ユニットを取り出すためにはHDDやDVDドライブも外す必要があり、少し手順が多めの作業になります。
オールドMac修理
さっそく分解作業を始めます。
DVDドライブを取り外しました。
HDDを取り外しました。ついでにHDDの簡易テストを行なったところ、とりあえず正常。でも使用年数を考慮して、結局新品への交換をお勧めしました。電源ユニットの修理のついでならお安くできます。
次に進みます。
電源ユニットを取り出しました。検査したところ、故障していました。
この部分。膨らんでいるコンデンサがいくつかあります。ハンダごてを握れる人なら、この写真を見て分かると思います。
その他のパーツも取り外して風通しをよくして、内部を清掃しました。積もったホコリを除去することで、熱による劣化を防いで寿命を延ばすことができます。電源ユニットのコンデンサが膨らむのも、筐体内部の熱が大きく関係します。
修理済・整備品の電源ユニット(トランジスタやコンデンサを劣化しにくい国産品に交換した物)を用意します。
用意した電源ユニットを取り付けました。
DVDドライブを取り付けました。
HDDも取り付けました。
さて電源オン。
お客様のHDDに接続しない状態で電源ユニットの動作検証とロジックボードに問題が無いかの検証をします。
特に問題なし。
筐体を綺麗に磨いて、長時間の動作検証をして、修理完了です。
Mac G4の修理のご依頼は結構多く、まだまだ現役で活躍できるマシンです。ちょっと調子が悪いと思ったら、パソコンドック24にご相談ください。長く大切に使いましょう。
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