コンパクトなサイズで、ファンレス仕様のためバッテリーの持ちが良く、そして頑丈なボディ。ラフに持ち歩けるノートとして文句のつけどころがないスペックを備えるLet’snote CF-R6Mですが、このたびSSD交換のご依頼をいただきました。コンビニで売ってる一般向けのパソコン誌でもSSDの特集が組まれることが多くなったせいか、最近はご相談が増えています。SSDに載せ替えることでバッテリーの持ちや頑丈さがさらに高まるので、最もレッツノート向きのパワーアップと言えます。
・・・その上、動作も軽くなります!
この機種はファンレス仕様のため熱くなりやすいという欠点がありますが、SSDはその欠点をカバーすることができます。熱を抑えることができるということは、コンデンサーなどのパーツの寿命が伸びるということでもあります。
それではさっそく、ノーマル状態で確認します。
HD搭載時の数値は・・・・
遅いです。
体感スピードでも、Windowsの起動が遅い、Excel・Wordなど、アプリケーションソフトの起動が遅い、終了が遅い。遅いといっても実際はこれが普通ですが、私達は毎日SSDをさわってますので、普通のパソコンのペースだと遅く感じてしまうのです。
SSDに交換することで、これがどれだけ軽くなるか。
現在の状態を確認できたので、換装作業にとりかかります。
この機種のHDDを交換するには完全分解が必要ですが、はがしていいのかどうか分からないくらい頑丈なテープで固定している所があったり、キーボードを外すだけでも注意が必要だったりと、難易度は高めです。ムキにならず、しかし時には大胆に力を込めて作業を行なう必要があります。このサジ加減は、私達のような修理業者でないと分からないことが多いと思います。できるだけお安くしてますので、頼りにしてください・・・
底のネジを外したら、キーボードを外します。
キーボードを引っくり返します。キーボードのフレキシブルケーブルは、防水加工の一環でテープでとめられています。キーボードを外す時に、引きちぎれないように注意が必要です。
キーボード下のネジを外します。
R6を開きにします。右側の黒い長方形がHD。黒いビニールカバーで覆われています。
黒いカバーを外すと、こうなります。ハードディスク本体が見えました。
ハードディスクを取り外しました。
そしてSSDを取り付けました!
簡易組立を行って各種テストを行ないます。相性などの問題があれば、別モデルのSSDでやり直します。
今回は問題ありませんでした。テスト結果はオールクリアでした。
このR6個体と今回のSSDの組み合わせは異常無しでしたが、SSDの製品仕様変更等で問題が出るケースもありますので、他のCF-R6Mでの動作は保証できません。当社ではストックを豊富に備えていますので、ベストマッチが可能です。
さっそく、SSDで状態を確認しましょう。この瞬間が一番楽しみです。
さて!
出ました!
ええと?
おお! 数値が!!
この数値はwww
速いwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
体感スピードも、何をしても速い、Windowsの起動が速い、アプリケーションソフトの起動が速い、終了が速い!
CF-R6は、SSD化して現在のPC(HDモデル)と比べても遜色ないPCとなり、HDの弱点も克服したナイスノートに仕上がりました。
「マニアじゃないから、少しくらい遅くても普通に動いていればいい」
そう思うお客様も多いと思いますが、ここまで軽いと意識が変わるかもですよ?当分は新しいパソコンを買う気にならなくなると思います。
壊れにくくなる・バッテリーが長持ちするというだけでも理由としては立派と思いますので、ぜひぜひご検討ください。
SSD換装のご相談を受けた瞬間に、お客様の喜ぶ顔が目に浮かぶ今日この頃です。今回も胸を張って納品することができました。きっとお客様もびっくりしていることと思います。また何かあったら気軽にご相談ください。
PC修理 「正常に起動しない」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)
PC修理 「動作が遅い・固まる」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)
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