修理事例一覧

正常起動しないLenovo 330-15IGMからデータ救出

カテゴリー :データ復旧・救出

名古屋市西区からお越しのお客様より、「Windows11へアップグレードしたら起動しなくなった」とご相談いただきました。
電源を入れると【デバイスに問題が発生したため、再起動する必要があります。自動的に再起動します】と表示され、再起動後自動修復が起動します。

Lenovo ideapad 330-15IGM Type 81D1 Windows11へアップグレード後OSが正常起動しない

Celeron N4000、メモリー4GB、HDD500GB構成のノートパソコンです。

電源を入れるとブルースクリーンが表示され、エラーコードは「BAD SYSTEM CONFIG INFO」と表記されています。
このエラーコードは「システムの設定情報が正しくない」「以前の構成に戻す必要がある」といった意味合いです。
Windows11へアップグレードしたあとにこの症状が起きたため、アップグレード時になんらかの異常が発生したと思われます。

今回はデータ復旧をご希望ということで、修理は行わずデータ救出のみで進めることになりました。

分解:HDD

裏面全てのネジを外し、光学ドライブを引き抜きます。

ファンレスモデルですね。
バッテリーコネクターを抜いたあと、HDDをSATAコネクターから外します。

HDDステータス:注意

HDDは注意状態で、代替処理(読めなくなった箇所のデータを正常な箇所に書き移す処理)保留中セクタが136ほど検出されています。
もともとHDDの調子が悪かったところにWindows11アップグレードで大量のデータが書き換えられ、今回の不具合が発生したようです。

パソコン修理について

CPUが廉価版でメモリーも4GBのため、もともと遅かったとのご相談がありました。
修理するとしたらどんなことが可能かと受付時にご質問いただいたので、内部の構成を調べ返却時に以下の提案を行いました。

  • HDDをSSDへ換装し、Windows11をクリーンインストールする(Windows10からの環境引き継ぎを避ける)
  • メモリーは4GBが1枚差されており空きスロットが存在しないため、4GBから8GBのメモリーへ交換する

ただしファンレスモデルのため、高速化を行っても負荷の大きい作業はあまりできないであろうことをお伝えしています。

データ復旧

エラー箇所はあったものの無事環境保全をすることができ、26GBほどのデータを救出することができました。

フォルダー構成も無事です。
Microsoft EdgeやChromeのブックマークデータも救出することができました。

データ確認・返却

来店時にデータを確認していただき、持参いただいたUSBメモリーへ移行しました。
USBメモリーやSDカードなどでもデータ復旧のご依頼をいただくことがあるため、ご帰宅後まずデータの複製コピーを取るようお願いして返却です。
1カ所にしかないデータはいずれ消えると認識しておきましょう。

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