清須市からお越しのお客様より、「起動や動作が遅いためSSD換装をしてほしい」とご相談いただきました。
OSバージョンなど確認のために店頭で起動してみたところ、ログイン画面に到達するまで20分ほどかかりました。
iMac (21.5-inch, Late 2015) 起動するものの動作がとても重い
年式は2015、第5世代Intel Core i5搭載の21.5インチモデルです。
メモリー8GBとHDD1TBが搭載されていますが、起動に20分以上かかる上ログイン後も非常に遅いです。
分解:HDD
iMacは2012以降液晶画面が両面テープで本体に固定されています。
無理をすると割ってしまうため、専用のツールを使って慎重に剥がしていきます。
HDDは2.5インチタイプが使用されています。
4個のトルクスネジで固定器具を外し、SATAケーブルから引き抜きます。
仮組みをしてメモリーチェックテストを行い、こちらは問題ないことを確認しました。
HDDステータス:注意
代替処理(読めなくなった箇所のデータを正常な箇所に書き移す処置)が1のみ検出されています。
初めからSSD換装をご依頼いただいているためこれ以上の検査は行いませんでしたが、経年劣化などで読み書きスピードに異常が出ていた可能性が高いです。
SSD換装
HDDについていたマウンターをSSD1TBへ取り付け、パソコン内部へ組み込みます。
同時に清掃も行いました。
Mac OSインストール
再度仮組みし、お預かり時にインストールされていたMac OS 11(Big Sur)をインストールします。
フォーマットは「Macintosh SSD」で行い、そこへOSをインストールしていきます。
ソリッドステートドライブ1TBとしてOS内でも認識されています。
インストール後Big Surの最新状態へ更新し、Safariのアップデートも適用します。
アップデートは無事完了しました。
組み戻し
残っている両面テープを画面裏・本体から取り除き清掃します。
専用テープを使用して再度液晶を本体へ固定取り付けします。
外部清掃・返却
お預かりしていたキーボードは充電が切れかけていたため、マウスと共に充電を行ってから接続しました。
画面についた汚れをしっかり清掃し、返却です。
対応OSは12(Monterey)までとなっており最新OSはインストールできませんが、IllustratorやPhotoshopを使用されるため問題ないとのことです。
返却時には「すごく速い!」とお喜びいただけました。
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