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DellノートPC 電源ボタンが押せない修理事例 東郷町の修理事例

カテゴリー :パソコン修理事例 電源が入らない

こんにちは。パソコンドック24 名古屋・名東店 久保井です。

9月に入りだいぶ涼しく……ならない名古屋です。
ですが、耳をすませば夜には秋の虫が鳴いています。
まだまだ暑いですが踏ん張っていきましょう。

今回お預かりをしたパソコンは踏ん張ってもボタンが押せません。
もちろん力ずくで押すものではないのですが、カチッとしたいつもの反応がありません。

まだ購入して2年経っていないそうです。

問題になってる場所は↓ここです

ボタンを押しても動いた感じはありません。
通常であればカチッとした感触があるはずなんですが。
Dellのパソコンによくある電源スイッチ基板の故障かと思ったのですが、
このモデルはどうやら電源ボタンとキーボードが一体になっているようです。

スイッチ基板がなければキーボードの全とっかえも考えられます。

まずは分解をして内部を見てみましょう

キーボードはこの見えているパーツを全部取り除いた先にあります。
まずはバッテリーを外して電源ボタン直下の小さい基板を外します。

…あれ?

この基板はもしかして・・・


スイッチ基板です。
なるほど、一体化に見えた部分は独立しているみたいです。
しかし、これが原因かと思いましたがスイッチの感触はありますし押したときの導通もあります。
うーん、どうやら原因はこれではないようです。

では、ボタンのキー側の問題でしょうか。

ほうほう、変わった構造ですね。一体型に見えた電源ボタン、実は独立していました。

キーボード側から見るとこんな感じです。

そして原因判明。その独立しているボタンに破損がありました。

写真ではわかりづらいですが、右のパーツと矢印の場所で繋がっていなくてはなりません。
繋がった状態ではじめて、押したときに戻ってくる反発力を生み出す仕組みです。
ここが破損したせいでボタンが戻ってこなかったわけです。

しかし細い。これではすぐ壊れてもおかしくない。そんな細さです。
それに加え、このボタンパーツの入手が出来ないことが判明しました。

何とかできないものかと溶着してみました。

一応元通りになり電源も押せるようになりましたが、これではまた同じことが起こります。
そもそもこの細い枝みたいなもので反発力を出そうというのに無理があります。

もう少し手を加えて安心して使っていけるよう細工をしましょう
補助的なものなので見た目は目をつむってください。

従来のキーボードの機能を利用して、ゴムの力で押した後の反発力を復元できるようにしました。
実際の感触はかなりいいです。連打もできるほど押した後しっかり戻ってきています。

当然電源も入ります。
パーツの入手が出来ない時は困りましたが何とか正常に機能するまで補修ができてよかったです
最後に各部のチェックを済ませご返却です。

全部とは限りませんが、パーツがなくても何とかなる場合もあります。
パソコンでの【困った】がありましたらお近くのパソコンドック24までご相談ください。

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