こんにちは。パソコンドック24 新宿店 です。
今回はヒンジ破損したLenovo ideapadです。
ヒンジ破損という言葉を使いましたが、色々な表現があると思います。
・ちょうつがいが壊れた。（単に日本語にしただけですね）
・液晶パネル開閉時にバキバキ音がする。（症状を音で表現）
・液晶パネルベゼルの根本が浮き上がってきた。（見た目を表現）
正確な表現を使うとしたらヒンジ固定部の破損ということになります。ではどんな壊れ方をしているのか見ていきましょう。
液晶パネルを閉じるとぴったりと重なりません。斜めにずれてしまっています。
液晶パネルを開くとベゼルが浮いてしまっています。
開閉を繰り返すと更に破損が進みそうですのでさっさと分解しましょう。
裏蓋を開けてバッテリーを外し、液晶コネクタ、WiFiケーブルを取り外します。
液晶パネル（上半身部）を取り外します。
この時点でヒンジが取れてしまいました。
固定されていたプラスチックが割れ、土台からもぎ取れてしまっています。
ヒンジと固定されていたベース部分の写真です。
ボンド固定してもすぐに取れてしまいますので筐体（天板）に穴を開け、金属ネジを貫通させて固定します。
ねじ受け（金色）の周りのプラスチックが破損しているのですが、使えそうなものはボンドで固定し、不足した部分はボンドで補強します。完全に粉々になってしまっている場合はボンドだけで固定するしかありません。
ヒンジをセットし、頭の低いネジと大きめのワッシャーで固定します。
反対側もワッシャー、スプリングワッシャー、ナットで固定します。
ナットが飛び出てしまいましたが、ヒンジはしっかりと固定されました。
全体の見た目はこんな感じの仕上がりです。
浮いていたベゼルもぴったりと貼り付ける事が出来ました。
開閉も問題なく出来るようになりました。
ヒンジ破損を放置して使い続けると、更なる破損が広がっていきます。
液晶パネルケーブル断線、液晶パネル破損、ヒンジの本体側固定部破損、天板の断裂につながる恐れがあります。
今回の修理方法は天板をベースとして補強していますので、ベース板に亀裂が入ってしまうと補強が出来なくなります。液晶パネルも割れてしまったら買い替えを検討するくらいの金額にもなってしまうでしょう。
また、今回は液晶パネル側でしたが、本体側（トップケース側）が壊れる事もあります。
だましだまし使用せず、早めの持ち込みをお勧めします。
ご来店お待ちしております。
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