こんにちは。パソコンドック24 名古屋・庄内緑地公園店 です。
名古屋市西区からお越しのお客様より、「パソコンが遅くて仕方ないので改善してほしい」とご相談いただきました。
起動や操作に逐一待たなければ使用できない状態です。
ASUS X543MA-GQ512TS 動作が遅い
Intel Celeron N4000・メモリー4GB搭載のノートパソコンです。
元々あまり性能の高いパソコンではなく、更にWindows10から11へ更新されています。
書類作成にいらついてしまうということで、高速化をご依頼いただきました。
何度もご利用いただいている会社様でしたので、動作改善に有効なメモリー増設とSSD換装を今回も希望されています。
分解:HDD
裏面のネジを10個全て外します。
そうするとキーボード側のパネルを外すことが可能です。
キーボードケーブルとタッチパッドケーブルを外します。
ショート防止のため上部にあるバッテリーを回転させるようにして取り外し、マウンター固定ネジを外してHDDを右方向へ抜き取ります。
メモリースロット確認
マザーボードの上側にメモリーが見当たらないので、裏側を確認します。
6個の固定ネジとWi-Fiカードの固定ネジを外します。
今回は確認のみですので、ケーブルに気をつけながら基板をひっくり返します。
赤枠内にメモリーが直付けされており、増設用の空きスロットもありませんでした。
メモリー増設は諦め、SSD換装のみ行います。
仮組みしてメモリーのチェックテストを行い、異常がないことを確認しました。
HDDステータス:正常
HDDは正常で、読み書きのスピードテストも問題ありません。
動きが遅いのはパソコンのスペックが低いことによるものでした。
SSD換装・内部清掃
Windows10から11へ上書きアップデートされているため本来はWindows11をクリーンインストールすることが望ましいですが、お仕事で使用されていて環境が大切とのことです。
そのため、HDDにある現在の環境をそのままSSDへ移行することになりました。
内部環境をコピーし、HDDからSSDへマウンターを付け替えます。
今回はHDDと同じ容量のSSD1TBを使用します。
SSDをパソコンへ装着し、内部清掃をして元通りに組み戻していきます。
電源設定変更
SSDで高速化されたため、不具合を招きやすい「高速スタートアップ」を解除します。
スリープから復帰できないという事例もよくあるため、なるべくスリープにならないよう変更しました。
外部清掃・返却
メモリー増設ができなかったため1/3とまではいきませんが、だいたい今までの半分くらいの時間で起動するようになりました。
Windows上でもしっかりCドライブをSSDとして認識しています。
動きが遅い原因にもよりますが、SSD換装とメモリー増設はスピードアップに有効です。
「これで普通に仕事ができる」とお喜びいただけました。
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