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Surface Laptop1 バッテリー膨張で綺麗に閉まらない

カテゴリー :Surface(サーフェス) 修理事例 バッテリー交換 パソコン修理事例

こんにちは。パソコンドック24 田町店 です。
今回はバッテリー膨張してしまったSurface Laptop1 を修理していきます。

【目次】
1.お持ち込み理由・症状について
2.分解・交換
3.修理後の動作確認・まとめ

 

1.お持ち込み理由・症状について

今回のお持ち込み時のご相談内容としては、「蓋が上手く閉まらない」とのことでした。
実際に拝見したところ…

本体膨らみ1

本体膨らみ2

全く閉まりませんね。

これは内側から膨張したバッテリーが原因で押し上げられてしまい、キーボード部分が盛り上がっているため、このようになってしまっているのです。

なぜこのような状況になるのかというと、まずノートパソコンに使用されているバッテリーは、リチウムイオンという化学物質を使用しております。
そしてこのリチウムイオンは性質上どうしても劣化することは避けれず、劣化する過程で微量のガスが生じてしまいます。
そのガスが多く蓄積することで明らかな膨張となってしまうということです。

そして、この膨張は放置することは大変危険です。
リチウムイオンには危険な性質があり、ショートすると急激な発熱をした上で発火・破裂することがあります。
最近は減りましたが、モバイルバッテリーの発火事故がまさしくそれです。

このようなことを起こさないためにも、当店はバッテリー膨張を見つけたら他の故障個所よりも先に、バッテリー発火の危険を回避する対処をしております。

 

2.分解・交換

さて、バッテリーの危険性について記載いたしましたので、分解を行ってまいります。

本機種はバッテリーを拝むためにはまずキーボードが付いているフレームを外す必要がありますが、ネジなどでなく接着剤で固定されています。
そのため、その接着剤を綺麗に剥がしたうえでキーボードユニットを外します。

分解1

これがキーボードパネル部分を外した際の写真ですが、写真下半分の4つに分かれた同じサイズの長方形の部品がバッテリーです。
膨張しているのを見やすくするために横からの写真も撮ります。

バッテリー膨らみ

確認できましたのでバッテリーを取り外すのですが、この機種はマザーボードを取り外さなければバッテリー交換できないため、マザーボードを先に取り外します。

分解2

バッテリー比較

付いていたバッテリーと新しいバッテリーの比較です。
明らかに違うのがよくわかりますね。

後は組戻しを行うだけです。
そして組み戻した後はしっかりと動作確認を行います。

 

3.修理後の動作確認・まとめ

部品交換後は動作テストを行っていきます。
修理内容により確認事項は異なりますが、起動確認・充電放電テスク・他部品の動作テスト・軽めの負荷テスト…
これらを行っていきます。

そしてテストを全てパスすることで晴れて修理が完了となります。

動作確認

バッテリー自体も問題なく使用できていますので本機も修理完了です。

バッテリー膨張はどのノートPCでも起きる可能性が秘めています。
そして、最悪のケースはPCが壊れるだけでなく、火災になってしまうケースです。
お客様自身の危険もありますし、他の損害も数多く発生してしまいます。

そうなる前に少しでも違和感を感じましたら気兼ねなくご相談ください。
当店スタッフ一同、お待ちしております。

 

Surface(サーフェス)修理

 

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