おはようございます。こんにちは。こんばんは。
パソコンドック24 豊田店 です。
今回は豊田市のお客様よりMacBook Pro 13インチ Mid 2012 A1278をお預かりし、データ復旧いたしました。
Apple MacBook Pro 13インチ Mid 2012 A1278 電源が入らない
・パソコンに水をこぼしてしまってから起動しなくなった
・できれば修理したい
・大切な写真データが入っているので取り出したい。
今回はデータ復旧にてご対応いたしました。
MacBook Pro 13インチ Mid 2012 A1278データ復旧内容のご紹介
パソコンに水をこぼしてしまってからしばらく使用できていたのですが、ついに起動しなくなってしまったとのことです。修理できれば修理で、難しいようであればデータを取り出したいとご相談を頂きました。早速診断させていただきました。
分解
まずはデータ復旧を優先で診断をスタートしました。Intel CPUを搭載したMacBook Proは記憶媒体が取り外せる機種が多く、ご利用のモデルはハードディスクを搭載しているモデルのため、分解しハードディスクを取り外すことにしました。ロジックボード(メイン基板)には水没の影響か、ところどころ水濡れの痕が見られました。
ハードディスクの状態は・・・
ハードディスクには水濡れの影響がないようでしたので検証機材にて健康状態をお調べすると、読み書きに難がある領域(不良セクター)がいくつか発生していることがわかりました。そうした領域があるとデータが傷んでしまっている可能性がございますが、ある程度復旧ができる可能性がございますので作業を進めました。幸いにも当店の機材によってデータの大部分は無事復旧に至りました。しかしながら水没の影響が大きく修理代が高額になることがわかりました。
お客様にデータのご確認をいただき、データ復旧のお見積りと水没修理の概算お見積りをお伝えしましたところ、今回はデータ復旧にてご対応させていただくことになりました。
納品
保存先をご案内いたしましたところ、今回は外付けハードディスクを当店でお求め頂き、復旧したデータをコピーして納品させていただきました。乗り換え先のパソコンがMacかWindows機か決まっていらっしゃらないようでしたので、両方で読み込める形式で保存し、大事なデータが入っている場所のデータの確認方法をお伝えしました。ご家族の思い出の写真などのデータが戻り、お客様も安堵されているご様子でした。
最近のノートパソコンは持ち運びに便利な筐体が薄くスタイリッシュで軽いモデルがよく見られますが、記憶媒体がメイン基板に固定されていて取り外すことが出来ない機種が増えています。そのためパソコンが起動しなくなってしまったりするとデータの復旧が困難になり復旧のコストが大きくなる傾向にあります。また、記憶媒体にSSDを採用しているモデルはハードディスクモデルと比べ耐久年数に限らず突然不調になってしまう傾向があるようですので、よりデータのバックアップが重要になっていると思います。
パソコンなどIT機器で使用できる記憶媒体はそれぞれ特徴やメリット・デメリットが存在します。例えば最近普及が進み安価になった外付けSSDは高速で持ち運びに便利でご利用されている方も増えていると思いますが、SSD等フラッシュメモリ系記憶媒体は情報の記録方法や構造上、通電しない環境での長期保管に向かないといった性質がありますので、写真などの長期保存されたいデータにつきましては、外付けハードディスクなどと併用して必ず2カ所以上にデータを保存して備えていただきたくことをおすすめいたします。
水をこぼしたり、パソコンを落下してしまったりパソコンに大きなダメージが加わった場合、筆者の経験上不調が悪くなっても良くなっていくことはない印象です。しまった!と思うようなトラブルが発生してしまったり、パソコンなどIT機器に関する問題や疑問点がございましたら、近くのパソコンドック24までお気軽にご相談ください。
私たちは常にお客様のお困りごとに真摯に向き合い、最適な解決策を提供することを心がけています。お客様のお役に立ちましたら幸いです。
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