こんにちは。パソコンドック24 名古屋・名東店 久保井です。
暖かい日があったと思ったら、また寒い日に逆戻り。三寒四温とはよく言ったものです。
体調を壊しやすい季節ですので気を付けて過ごしていきたいと思う今日この頃。
さて、今回は名古屋市の隣の隣、東郷町よりお持ち込みいただきました。
お預かりをしたパソコンはMacBook Pro 13-inchです。年式は2017年モデルです。
電源を入れるとリンゴのロゴマークの後にフォルダの絵が出てきて、その中央にはクエスチョンが表示されます。
このマークが出てくるときは正常に起動できません。
原因としてはストレージ(HDDやSSD)が壊れてしまった時や、ストレージ配線のトラブル、他にはOSの不具合などが考えられます。
まずは原因の追究のための分解から参りましょう。
調査・分解
これがストレージです。
配線はありませんのでこのSSDの不良の可能性が高いです。
ちなみに、2017年前後のMacBookProには2種類のモデルが存在します。
ファンクションキーモデルとタッチバーモデルです。
違いは下の写真の通りです。
ファンクションキーモデルはSSDが取り外せて交換等は可能ですが、タッチバーモデルはSSDがオンボードになっていて取り外すことが出来ません。
同じMacBook Proなのにここまで仕様が違うのも珍しいですね。
今回お預かりしたモデルはファンクションキーモデルなので取り外しは可能です。
早速取り外していきます。
まずはバッテリーを外して…。
ロジックボードからSSDを外します。
これまた変わった形のSSDです。
点検用のSSDを組み込んだところOSの起動もOSのインストールも無事にできることが確認できましたので、SSD交換で修理ができることをお客様にご報告いたします。
パーツ交換・動作確認
少しでも費用を節約したいというご要望がありましたので、純正SSDではなく市販のSSDが使えるM.2 NVMe SSDアダプターカードを使用します。
では、きちんと動作するかチェックします。
しっかりと認証できていますのでOSもインストールしていきます。
無事にインストールもでき、各チェックもクリアしました。
思ったより安く済んだことと納期も短かったのでずいぶん喜ばれました。
この年代辺りからのパソコンは、パーツ構成を少なくして薄く・軽くが重視されてきています。
交換できるものならいいですが出来ないものも増えてきていますので、第一にデータのバックアップはしっかりとしておいてください。
同じようなトラブルでお困りの際はお近くのパソコンドック24までお気軽にご相談ください。
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