こんにちは。パソコンドック24 高松店 です。
今回はTOSHIBA Dynabook T75/ABをお預かりしました。
筐体を閉じる際に、画面とキーボードの間に硬いものを挟み込んでしまい、画面が割れてしまったとの事です。
お持ちいただいた時の状態
店頭にお持ちいただいた際は、電源を入れて画面を表示させると、破損部分が黒い影になって正常に表示されなくなっている状態でした。
詳細診断・分解
ノートパソコンの底面を外し、画面側を取り外しました。
お客様のご申告とは別に、画面側とキーボード側をつなぐヒンジ部分のネジ穴が破損しており、ネジを固定するための座金が外れてしまっていることを確認いたしました。
ネジを固定するための座金を支える部分が破損し、亀裂が入ったり割れて外れてしまっています。
割れた支え部分から外れ、座金はネジにくっついたままになっています。
ネジを回しても空回りする状態です。
液晶パネル交換・ヒンジ部補修
液晶パネルを新しいものと交換いたしました。
ヒンジ部分についても補修を行い、座金をしっかりと固定しました。
修理完了・動作確認
液晶パネルの交換、ヒンジ部の補修の後、再組立てを行って症状を確認しました。
画面表示は正常になり、筐体開閉もスムーズで問題なくご利用いただけることを確認いたしました。
ノートパソコンは軽量化の為、プラスチックのパーツが多用されています。
ヒンジ内部は金属が使われているため壊れにくくいなっていますが、プラスチックパーツは落としたりぶつけたりしていなくても、劣化によって破損する場合がございます。
特にヒンジ部分のように力が加わる部分で発生することが多いようです。
画面や筐体に破損がなくても、がたつきや、動かすと内部からカラカラ音がするなど、少しでも不安に感じられたら、どんな些細なことでも大丈夫ですので、パソコンドック24高松店にお気軽にご相談ください。
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