こんにちは。パソコンドック24 高松店 です。
今回はサードウェーブのゲーミングパソコン、GALLERIAのデスクトップをお預かりしました。
購入から6年程度経過しているため、内部のクリーニングをご依頼頂きました。
しばらく使っていなかったそうですが、急遽必要になったとの事で、エクスプレスサービスでの受付となりました。
お預かりした時の状況
お客様と一緒に外観を確認しましたが、電源ユニットのメッシュや、ケースファンのメッシュ部分などに埃が付着しているのがすぐに分かりました。
ケースのサイドパネルを外すと、ケースファンやグラフィックボードのファンの羽に埃がべったりと付着していました。
グラフィックボードの2連ファン、ファンと基板の間、基板裏側にも埃がびっしりでした。
分解・内部確認
今日中にはクリーニングを完了して欲しいとのご要望でしたので、早速分解して内部を確認していきます。CPUクーラーはファンの羽だけでなく、ファンの裏側のヒートシンクにも埃が付着しています。
ファンを取り外して確認しました。
冷却用の薄い金属の隙間に埃が入り込んで空気の流れを阻害していました。
フロントパネルを外してメッシュの裏側も確認します。
ケースファンが無いメッシュ部分ですが、空気の取り込み口になっており、埃が付着しています。
クリーニング作業
内部の埃の状況を確認し、必要に応じてパーツを取り外してクリーニングを行いました。
コンプレッサーを使って埃を吹き飛ばし、固着した埃はブラシを併用して落としていきます。
ファンは羽だけでなく、ファンの裏側のモーターが入っている部分もクリーニングします。
グラフィックボードは取り外して、ファン、ファンと基板の間、基板背面をクリーニングしました。
CPUクーラーの取り外しを行いましたので、CPUグリスの再塗付を行いました。
長期間塗り替えられていなかったため、グリスも乾燥して固着していました。
グリスが乾燥してしまうと、熱伝導率が落ちてしまいます。
CPUの熱をCPUクーラーに伝えて冷却する効果が失われてしまい、冷却不足でパソコンの性能が落ちてしまいます。最悪、熱によるパーツへの影響や故障を招きかねません。
クリーニング完了・動作確認
クリーニング完了後、再度取り外したパーツを組付け、動作確認を行いました。
問題なく動作し、何とか即日で納品することが出来ました。
パソコンは冷却のための色々な工夫がされています。
PC ケースの内部のように小さな空間でたくさんのパーツが稼働する場合、各パーツが放出している熱で、ケース内部の温度はすぐに上昇する可能性があります。
ケースが適切に換気されていないと、高温の空気によってシステムが過熱し、その結果パフォーマンスが低下する恐れがあります。
埃などで空気の流れを阻害すると、温度が上がりやすくなりますし、高温になったパーツに触れる事で、埃が発火してしまう可能性も有ります。
長期間ご利用されているパソコンの性能維持、故障や事故防止のためにも、内部クリーニングをお勧めいたします。
お客様ご自身でも可能な作業ですが、やり方が分からなかったり不安を感じる様であれば、お問い合わせだけでもかまいませんので、お気軽にパソコンドック24 高松店にご相談ください。
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