こんにちは。パソコンドック24 渋谷店 です。
今回は dynabook AZ25 GG の動作が遅いとお困りのお客様からご依頼をいただきました。
PCの立ち上がりや動作が遅く、PCでの作業がストレスになっているという事でした。
PCのスペック確認
早速OSを起動させてタスクマネージャーでPCのスペックを確認をしてみましょう。
OSはWindows11を使用しており、メインメモリが4GB、ストレージはHDD(500GB)を使用されていました。
PCのパフォーマンスに関する3つの要素
PCの動作速度は「CPU」「メインメモリ」「ストレージ」の3つの要素が大きく関係しています。
今回は写真の通り、メインメモリとHDDの使用率が著しく高くなっている状態が分かります。
この場合、「メインメモリ」と「ストレージ」のスペックを見直すことでPCの動作環境を改善することが可能です。
先ず「メインメモリ」についてですが、Windows11を利用する場合常時3~4GBのメモリ容量をOSに使用されてしまいます。
もちろん4GBのメモリでも動作はしますが、快適に動作させるためには8GB以上のメモリを実装した方が良いでしょう。
次に「ストレージ」についてですが、HDDの平均読み込み速度は100-200 MB/sと言われています。
一方、SSDの平均読み込み速度は200-550 MB/sとHDDの2倍以上の読み込み速度で動作が可能です。
もちろんHDDやSSDにも細かな規格の違いがありますので上記の数値がすべてではありません。
ここでは【HDDよりSSDの方が倍以上動作が早い】という事が分かっていただければと思います。
PCのスペック変更
お客様と費用や今後のPC運用について相談した結果、
メインメモリを 4GB→16GB
ストレージを HDD(500GB)→SSD(500GB)
以上のスペックに換装いたしました。
タスクマネージャー上で「メインメモリ」と「ストレージ」のパフォーマンスを見比べていただければ一目瞭然!
メインメモリは使用率30%前後で安定、SSDに関しては数%の負荷しかかかっていません。
※ソフトウェアを使用し各パーツにかかる負荷が増大すれば使用率も上がります。
最後にPCのクリーニングを行い無事お客様へご納品いたしました。
受取の際、お客様に動作確認をしていただきましたが「今まで使っていたPCと同じものとは思えない!」と非常に喜んでいただけました。
PCのパフォーマンスについての補足説明
冒頭でご説明したPCの動作速度に関する3つの要素の内、今回触れなかった「CPU」についてですが、ノートPCのCPUはマザーボードというメイン基板に埋め込まれているオンボード仕様の為、基本的に交換が出来ません。
(一部交換できる機種もございます。)
今回スペックアップした「メインメモリ」「ストレージ」も費用をかければ更に容量を増やせます。
ですがその場合、今度はCPUの処理能力が足りなくなりスペックアップした「メインメモリ」と「ストレージ」の機能を生かしきれなくなってしまいます。
BTOや自作のデスクトップPCであればCPUの交換も可能ですが、今回はCPUの交換が出来ない機種でしたので「メインメモリ」と「ストレージ」の換装のみを行いました。
当店ではSSD換装やメモリ増設、自作PCの作成など幅広く対応可能です。
PCの動作速度に不満があるお客様は是非一度当店へご相談下さい。
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