こんにちは。パソコンドック24 名古屋・庄内緑地公園店 です。
名古屋市西区からお越しのお客様より、「メモリー増設をしようと分解したあとからWindowsが起動しない」とご相談いただきました。
店頭で確認してみると分解時に損傷したようで、HDDフレキシブルフラットケーブルの先端端子が剥がれていました。
EPSON Endeavor ST40E HDDケーブル損傷で起動しない
第7世代Core i3搭載の超小型デスクトップパソコンです。
動作が遅くメモリー増設をしようとしたあとからWindowsが起動しません。
電源を入れると黒地に白文字で「Reboot and Select Proper Boot device or Insert Boot Media in selected Boot device and press a key」と表示されるので、HDDを認識していないようです。
店頭で確認すると、分解時に勢いよく引っ張ってしまったようでHDDケーブルが損傷していました。
当初は修理を予定していましたが、第7世代CPUはWindows11に対応していません。
Windows10は2025年10月でサポートが終了してしまうため、修理はせずデータ復旧のみ行うことになりました。
分解:HDD
持ち込み時点で分解済でしたので写真にはありませんが、背面の固定ネジを4個外します。
サイドパネルを開き、金属板を固定している3個のネジを外します。
金属板を左方向へずらすとHDDケーブルが見えました。
HDDが金属板側に固定されているとは思わず、勢いよく引っ張ってしまったそうです。
HDDマウンターごと取り外せました。
本来金色の端子が並んでいるはずですが、2~3本ほど剥がれてしまっているようです。
HDDステータス:正常
検証用パソコンにHDDを接続し状態を確認しましたが、異常は検出されませんでした。
起動できないのはやはりケーブル損傷が原因で間違いないようです。
この世代のもので250GBのHDDが搭載されているのは少々珍しいですね。
データ復旧
書類を主とした5GB強のデータが救出できました。
フォルダー構成も無事です。
ダウンロードデータや写真が保存されていたため、お客様が想像するよりも多めのデータ量でした。
新しく購入されたパソコンをご持参いただいたので、デスクトップにフォルダーを作成し今回救出したデータを移行しました。
今回はHDD故障がなかったため苦もなく復旧が可能でしたが、故障度合いが上がるごとに復旧難易度がも高くなります。
大切なデータはパソコン内と外付けメディアなど、2カ所に同じものを保存するようにしておきましょう。
どちらかが壊れた場合にもう片方から再度コピーを行える状態にしておくと安心です。
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