おはようございます。こんにちは。こんばんは。
パソコンドック24 豊田店 です。
今回は豊田市のお客様よりXPS 8930をお預かりし、修理いたしました。
DELL XPS 8930 電源ユニット不具合
・電源が入らないことがある
・メインのパソコンがあるのでサブとして動くようにしたい
・できれば安く直してほしい
今回は電源ユニット交換にてご対応いたしました。
XPS 8930 修理内容のご紹介
電源ケーブルを接続してしばらく置いておいたり、電源ユニットのボタン付近をドライヤーで温めないとパソコンの電源が入らないことがあるとご相談をいただきました。
診断
DELL製デスクトップパソコンの一部の機種には写真の赤枠のような内蔵セルフテストボタンを備えている機種があります。通常電源ケーブルを接続するとLEDランプが点灯するところ点灯せず、セルフテストボタンも反応しませんでしたし、当店のテスターにかけても反応がありませんでした。温めると動くということはセルフテストボタン周辺の配線がハンダクラック(割れ)などの不具合によって通電できていない可能性があります。検証用電源ユニットを接続すると問題なく電源が入り他の部品のテストも問題ありませんでしたので、電源ユニット不具合と判断いたしました。
アップグレード案
この機種はIntel Optaneメモリーテクノロジーを採用したハイブリットな記憶媒体を採用しています。お客様はWindows10にて運用されていましたが、CPUが第8世代のCore i7を搭載していますのでWindows11に対応可能で今後もしばらく使用できる基本性能を持っていることがわかりました。しかしながらWindowsやアプリケーションの起動に時間がかかっていましたので、検証にてIntel Optaneメモリーテクノロジーの構成からSSD1本に換装することで高速になることがわかりSSDへの換装をご提案いたしましたが、今回はサブ用途でスピードを求めていないと見送られることになりました。
納品
不具合解決のため電源ユニットを交換するお見積もりにて修理をご希望されましたので、電源ユニットをお取り寄せし、交換と各種テストを行ったうえ納品させていただきました。想定より安く修理でき、サブ機としてご実家に設置する予定で帰省するタイミングに間に合ったとお喜びいただけたご様子でした。
昔の家庭用ゲームソフトには特殊コマンドを入力すると隠し要素が楽しめるいった裏技があるゲームもありましたが、パソコンをご利用するために”ACアダプタの接続口を押さえながら電源ボタンを押すと電源が入る”、”電源ボタンを何回も押せば電源が入る”といった”特殊コマンド”を実施しないとスムーズに動作させることができない状態は正常とは言えません。また、たまにしか使わないとしても動作が遅く処理が追い付かない構成では、例えばWindows Updateが滞りがちになり、更新が正常に行われなくなってしまった結果、起動不具合が発生してしまうリスクもあります。
不安定な状態で動作していても最後は完全に動作しなくなってしまい、症状が悪化してしまった結果、修理費用が高くなってしまうといったことになりかねません。人間に例えば癌という病気も早期発見・治療することで手術の成功率やその後の生存率が変わってくるように、「あれ、いつもと違うな?」と気づいた時に診断や処置、改善や予防対応を行うことで愛機の寿命を延ばすことにつながると思います。
パソコンの定期的な検診やクリーニング、パソコンのアップグレードを承っておりますので、パソコンなどIT機器に関する問題や疑問点がございましたら、近くのパソコンドック24までお気軽にご相談ください。私たちは常にお客様のお困りごとに真摯に向き合い、最適な解決策を提供することを心がけています。
この記事がご覧いただいたみなさまのお役に立ちましたら幸いです。
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