こんにちは。
平塚店の中塚です。
今回は、修理事例でなく、ノートパソコンのバックアップ環境をつくる事例です。
1.目的
1.マシンが壊れた場合の、復旧が素早くできること。
2.バックアップをするときに、通常業務に負荷をかけない。
3.短時間に、素早く終わらせること。
2.現状-改造後のイメージ
*現状のDドライブ(DVD)を交換して、ハードディスク2台構成にして、バックアップを行います。
3.事前準備
1.利用部品
・光学ドライブ HDDマウンタを利用
・Google検索で、”光学ドライブ マウンタ”と検索すると、1000円以下で、たくさん出てきます。
・光学ドライブのサイズが、12.7mmと、9.5mm2種類あるので、ご注意ください。
2.利用ソフトウエア
・RealSynch (Windows10、x64 ver 1909で動作しています。)
・フリーソフトですが、必要機能が十分で、操作がとてもシンプルです。
・今回の場合は、フォルダ同期を短時間にする目的なので、多機能なアプリより、分かり易さを優先しました。
・参考
https://freesoft-100.com/review/realsync.php
便利なアプリが、解説付きで出ています。
3.設定~操作の流れ
・Dドライブに、バックアップフォルダを作成(例:bkup)
・最初に、必要フォルダをRealSyncで、同期設定を登録(例:C:\USERS\XXXX\DESKTOP →D:\bkup\DESKTOP)
・最初の同期(新規コピーと同じ)、今回は≒200GBあるので、2~3時間かかりました。
・2回目以降は、新規ファイルと、更新ファイルの同期だけなので、今すぐ更新ボタン押し下げで数分で完了
・同期を行う間隔は、Windows10終了時や、任意(今すぐ更新ボタン)で、実施ok
4.注意点
・Macで作成されたデータ(句読点がファイル名にあるものや、文字変換エラーファイル)は、エラーになるので、ファイル名を変更する必要があります。
5.良かったこと
・USB接続より高速なので、バックアップが、数分で終わる。(通常更新するファイルが少量のため)
・マシンが壊れた際、増設ハードディスクを他マシンに接続してデータを復元するだけなので、短時間復帰が可能。
*参考:パソコン故障時の復旧で、時間がかかるケース
・システムドライブ障害(ハードディスク障害)で、必要データが障害ドライブに保存されている場合。
*アプリは、再インストールが必要です。
4.この方法で、お勧めできないパターン
特定業務アプリ(会計アプリや、サーバーアプリなど)は、対象アプリ本来のバックアップ機能で、作成されたフォルダを同期したほうが、復旧が簡単と思われます。また、即時復旧は少し難しいかもしれません。
5.その他
いかがでしたでしょうか?
実は、これは、私自身のマシンのデータ保全の方法です。
仕事柄、大掛かりなバックアップを想像されるかもしれませんが、
日常業務のマシンは、素早い復旧が、最優先であり、今回の形に落ち着きました。
今回は、複数ある業務別にあるマシンの一部をご紹介させていただきました。
今後は、クラウド回線のスピードが速くなれば、クラウドに移行しようと思っております。
バックアップは、利用者の方が、何を最優先するか?で、作り方が大きく変わってきます。
こういう、やり方もあるんだな?と、参考になれば、幸いです。
*フリーソフト利用の一例です。利用にあたり、動作テスト、検証を複数回おこなっております。
フリーソフトは、その性格上、利用者の自己責任により、一切の保証はありません。
ご利用になる場合は、十分なテスト、検証を行う必要があります。
また、利用するアプリの規約等、十分にご理解の上、ご利用ください。
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