こんにちは！パソコンドック24 京都・伏見店 です。
今回は京都素京都市伏見区からお越しのお客様から、電源が入らなくなった富士通のノートパソコン「AH50/B3」をお預かりしました。
ご使用環境を聞くと、1か月に数回しか使っておられないとのことでした。
お持ちいただいた状態
ACアダプタの有無にかかわらず電源が入りません。
お預かりして診断をしてきます。
分解をしてハードウエアのチェック
バッテリーを外してストレージとメモリをチェックしましたが異常はありませんでした。
外せるものはすべて外して、一旦最小構成（この本体ではマザーボードとメモリ、バッテリー無し）でACアダプタで再度通電を試みてみます。
何とか通電してBIOS画面が表示されました…が、時間と日付がおかしいですね。
どうやら製造時の日時になっているようです。
一旦日時を正しく入力して保存し、ACアダプタを外してみますが再度起動してもまた日時がリセットされます。
どうやらマザーボードの設定を保存しているCOMSバッテリーの電力不足により起こっているようです。
CMOSバッテリーを交換すると、電源を切断してもリセットされないことを確認しました。
その後ストレージ、バッテリーなど組戻しをしてWindowsの起動と枯渇したバッテリーを充電、その他機能的なチェックをして特に異常は見られませんでした。
症状の原因
マザーボードの設定はバッテリーが繋がれているときはバッテリーからの電力で保持されています。
使用頻度が少ないためにバッテリーが枯渇、CMOSバッテリーの電力のみだったので劣化・消耗が進行し、更にバッテリー枯渇により待機電力の異常停止も重なり、全分解による放電をしないと通電できない状態になったようです。
このようにパソコンは長期間使用しないことでもトラブルが起きてしまいます。
久しぶりに使ってみようとしてパソコンが起動できない場合、まずはパソコンドック24 京都・伏見店にご連絡ください。
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