こんにちは。パソコンドック24 名古屋・庄内緑地公園店 です。
北名古屋市からお越しのお客様より、「Windowsが起動しない。メーカーに相談してハードウェアテストをしたらHDD故障と表示された」とご相談いただきました。
電源を入れると自動修復が始まり、トラブルシューティング画面や砂時計マークが表示されます。
HP Pavilion 15-cs0019tu Windowsが正常に起動しない
第8世代のCore i5が搭載されたWindows10搭載モデルで、Windows11にアップグレードした上で使用されています。
電源を入れるとメーカーロゴの下に「自動修復の準備をしています」と表示され、Windowsが起動しません。
ハードウェアテストで「HDDエラー」と表示されていたことから、ドライブ故障である可能性が高いです。
分解の上、切り分けしていきます。
分解:HDD・SSD
裏面のゴム足を外します。
ネジを6個外します。
下3個はトルクスネジなので、対応ドライバーが必要です。
ベースカバーを外せました。
写真の通り、OS用SSDとデータ用HDDが搭載されたモデルです。
バッテリーを外したあと、SSDとHDDを取り外します。
SSD正常・HDD故障
健康状態のパーセンテージは低下しているものの、SSDは正常です。
読み書きのスピードテストも問題なかったためこのまま使用できます。
しかしデータドライブ用のHDDがかなりのエラーを抱えていました。
代替処理(読めなくなった箇所のデータを正常な箇所に書き移す処置)が2000以上検出されており、内部のデータ状況も確認できないほど故障しています。
HDDを取り外した状態で起動確認
環境保全後、SSDのみ取り付けて電源を入れると無事Windowsが起動しました。
どうやらデータドライブ用HDDが故障していたことで読み込みに失敗し、自動修復になっていたようです。
お客様に確認するとDドライブは使用していないため、SSD内のデータがあれば問題ないとのことでした。
HDD取り外し
HDDは処分し、ネジで本体に固定できない方のマウンターは取り外した状態で返却します。
バッテリー膨張
バッテリーを取り外した際に軽度の膨張が発生していることに気付きました。
冬の間バッテリーエラーメッセージが出ることがあったそうなので、この機会に交換します。
バッテリー交換
持ち運ぶことは少ないとのことなので、今回は互換バッテリーを使用しました。
内部清掃後、組み戻します。
充放電を行い、異常がないかどうかを確認します。
外部清掃・返却
故障していたのがCドライブ(OS用)だった場合環境の再構築が必要になることが多いですが、今回はそのままの状態でご返却できました。
更にバッテリー膨張は放置しておくと筐体破損に繋がります。
早めに発見できて幸いでした。
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