おはようございます。こんにちは。こんばんは。
パソコンドック24 豊田店 です。
今回は刈谷市のお客様よりHP ENVY x360 13-ar0115AU をお預かりし、修理いたしました。
HP ENVY x360 13-ar0115AU ヒンジ破損および液晶パネル割れ
・液晶画面の開け閉めがスムーズにできなくなった
・無理に開け閉めしていたら液晶画面が割れてしまった
・今まで通りに使用したい
今回は液晶背面カバーおよび液晶パネル交換にてご対応いたしました。
【要点】
・ノートパソコンの液晶画面は両手で開け閉めしましょう。
・特にタブレットに変身する2 in 1モデルは構造上ヒンジ部が破損しやすいので、取り扱いは十分注意しましょう
ENVY x360 13-ar0115AU修理内容のご紹介
ある日、液晶画面と背面カバーの間に隙間ができてから液晶画面の開け閉めがしづらくなり、無理に開け閉めしていたら画面が割れてしまったとご相談を頂きました。パソコンはお気に入りで引き続きご利用されたいとのことでしたので修理を承りました。
分解
まずは診断のため、パソコンを分解し液晶画面にあたる上半身部を取り外しました。液晶画面が回転できるモデルは構造上ヒンジ金具固定部が破損しやすく、メーカーを問わず修理の問い合わせが多い傾向にあります。本体側のヒンジ金具のネジ受け部が破損していないか確認したところ破損は見られませんでしたので、液晶画面側の修理で対応可能であることがわかりました。
破損状況
いわゆるフレームレス液晶は液晶パネル交換を前提としていないようで両面テープでしっかりと固定されていますが、ヒンジ金具が浮き上がることでヒンジ部周辺のガラス面にひび割れが生じてしまったようです。今回は液晶画面交換修理も合わせて承りましたので、ガラスを割りながらなんとか液晶パネルを取り外しました。
このモデルは液晶背面カバーとヒンジネジ受け部のプラスチックが接着剤で固定されているようですが、確認するときれいに剝離してしまっていました。剥離した箇所は再接合できることがわかりましたので、液晶パネル交換修理に加え補修の場合と背面カバー交換の場合でお見積もりを作成しましたところ、今回は両方とも部品交換でご対応させていただくことになりました。
納品
部品交換と各部調整で問題なく液晶画面が開け閉めできるようになりました。ヒンジ部が破損しにくい開け閉め方法をお伝えし、納品させていただきました。すっかり元の状態になり、お客様も安心されていらっしゃるご様子でした。
ヒンジ破損の修理で診断させていただくと、ヒンジ金具の締め付け具合が左右異なっていることが多く感じます。製造の過程で生じるのか、はたまたご利用環境によって締め付け具合が変わってくるのかはわかりませんが、当店でヒンジ部破損の修理の場合は、再発防止策としてヒンジ金具の締め付け具合を調整しています。無理なく開け閉めできるよう、ほんの少し緩めに調整し左右の金具が同じくらいの力で開くようにしています。
近年のパソコンは薄く軽くが求められていることもあり、どのメーカーも構造が似ている機種は、ユーザーの利用状況に限らずヒンジ部が破損しやすい傾向にあるのではないでしょうか。物理破損はメーカー保証対象外になることも多く、海外メーカーは部品保有期限が3年程度と短く修理費用が高額になるケースが多いようですので、取り扱いには十分ご注意し長く愛用していただきたいです。ノートパソコンは利き手で液晶画面上部中央(Webカメラ周辺)を持ち、もう一方の手で本体パームレスト中央を押さえながらやさしく開け閉めしていただければ、負荷が分散して開けやすく壊れにくいと思います。
パソコンなどIT機器に関する問題や疑問点がございましたら、近くのパソコンドック24までお気軽にご相談ください。私たちは常にお客様のお困りごとに真摯に向き合い、最適な解決策を提供することを心がけています。
この記事がご覧いただいたみなさまのお役に立ちましたら幸いです。
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