こんにちは。パソコンドック24 名古屋・庄内緑地公園店 です。
名古屋市守山区からお越しのお客様より「“ウイルスに感染した”というような表示が出る」とご相談いただきました。
店頭で確認したところ、Google Chromeのポップアップ通知で不安を煽る警告が出ているようです。
NEC LAVIE Note Standard PC-NS150CAR-T NS150/C ブラウザポップアップ通知汚染
第5世代Celeron搭載のWindows10ノートパソコンです。
Google Chromeを起動して少し待つと
「重大なウイルスアラート」
「PCが危険な状態です」
「お客様のGoogleクラウドがハッキングされた」
といったポップアップ通知が次々と表示されます。
一見パソコンがウイルス感染したため警告されているように見えますが、Googole Chromeで不安を煽るサイト通知が許可されているために表示されているものです。
McAfeeのアイコンが使われていますが名前を騙った偽物で、McAfeeのサイトでも「マカフィーを装う偽のポップアップ通知と問題の解消方法について」というページで注意喚起されています。
通知の許可(ニュースアラートなど)
ニュースサイトやブログなどが更新された際に、通知を受け取ることができます。
この画像で「許可する」をクリックすると、Chromeを起動した際に自動で更新を確認することが可能です。
ただし、通知機能は更新だけでなく今回のような悪質なものを送ることもできます。
お客様の記憶は定かではありませんでしたが、漫画サイトを見に行ったあとから警告通知が表示されるようになったとのことでした。
他にウイルス感染していなければ通知をブロックするのみでも問題ありませんが、お客様の希望でお預かりの上検査することになりました。
分解:HDD
バッテリーを外し、裏面の蓋を外します。
マウンター固定ネジとSATAケーブルを外します。
HDDステータス正常・ウイルス検出なし
HDDに異常はなく、年数の割に使用時間も短いです。
また環境保全を行ったあと検証用パソコンでウイルスチェックを進めましたが、ウイルスやマルウェアは検出されませんでした。
Google Chrome ポップアップ通知ブロック
通知汚染のみということがわかりましたので、原因となる通知をブロックします。
Chromeを開き、右上の三点リーダーメニューから「設定」をクリックします。
「プライバシーとセキュリティ」を開くと、「安全に関する推奨事項をご確認ください」という警告が出ていました。
「安全チェックに移動」をクリックします。
「安全に関する推奨事項」に「通知を多数受け取った1件のサイトを確認する」とありました。
末尾が「443」で終わるURLは通知汚染の相談でよく見るサイトです。
他に許可されている通知は存在しなかったため、これが原因で間違いありません。
「∅」をクリックすることで、「許可しない」にすることが可能です。
通知許可のポップアップを出現させない方法
ニュースレターなどを利用している場合を除き、そもそも通知が必要ない方も多いと思います。
設定の「プライバシーとセキュリティ」から「サイトの設定」に入ります。
「通知」をクリックします。
「サイトに通知の送信を許可しない」を選ぶと、通知機能をオフにすることができます。
Microsoft EdgeやFirefoxでも同様の設定が可能です。
内外清掃・ウイルスバスターインストール
ファン部まで分解し内部清掃を行ったあと、元通りに組み戻します。
詐欺広告(マルウェア)感染しないためには自衛が必要です。
その補助としてウイルスバスターをご購入いただいたので、店頭でインストールしてご返却しました。
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