おはようございます。こんにちは。こんばんは。
パソコンドック24 豊田店 です。
今回は豊田市のお客様よりFMVA77C2LG AH77/C2をお預かりし、修理いたしました。
富士通 FMVA77C2LG AH77/C2 Windowsが正常に起動できない、BDドライブがディスクを認識しない
・パソコンが起動しなくなってしまった
・BDドライブがディスクを入れても動作しないことがあった
・大切なデータが入っているので取り出したい
今回はデータバックアップ、リフレッシュパック+SSD、CPU冷却ファン交換にてご対応いたしました。
【要点】
・パソコンが起動しなくなる原因はさまざまですが、記憶媒体の空き容量不足が引き金になる場合があります。
・記憶媒体の空き容量不足を感じられたら、”換装”をご検討ください。
FMVA77C2LG AH77/C2修理内容のご紹介
ある日パソコンが正常に起動しなくなってしまったとのことでご相談をいただきました。
お客様のお話を伺うと、直前にWindowsの更新が行われたようです。
また、BD(Blu-ray Disc)ドライブがディスクを入れても反応しない事があったとのことでした。中に入っているデータが重要とのことでしたので、データ復旧診断と詳細診断にて各部チェックを行うことになりました。
分解
分解し、記憶媒体のSSDとハードディスクを取り外して保全し、健康状態を調べるとともに、内部の様子を確認いたしました。
負荷テスト時にCPU冷却ファンから異音が生じておりました。
取り外しを行うと、CPU冷却ファンや放熱板のヒートシンクにホコリがたまっており、消耗などの原因で異音が発生するようになってしまったようです。
BDドライブは取り外し別の検証用パソコンで動作チェックを行うと、ご申告症状が再現されたため、BDドライブ不具合が確定しました。
SSDの状態・その他の問題点
SSDとハードディスクの健康状態を確認いたしました。
ハードディスクは1TBと容量に余裕がありますが、SSDの最大容量が128GBと今となっては容量が心もとないです。
検証機に接続するとCドライブの空き容量がほとんどなく、検証環境でもWindowsが起動できない状況が確認されましたので、Windows更新に失敗したことによるOS破損であると判断いたしました。
以上の診断結果からSSDの容量を増やすことがトラブル回避となると判断し、250GBとの市場価格に差がほとんどないため500GBへ増量をご提案することにしました。
SSD内のデータは問題なくバックアップが取れ、ハードディスクに異常は見られずデータが無事なため、そのままでも問題ないと判断しました。
その他、各部点検を行うことでバッテリーが消耗していることがわかりました。
診断結果とお見積もりをお伝えし、どこまで修理を行うかご相談させていただきましたところ、BDメディアの再生は別の機器で行うことができるので重要度が低く、ほとんどバッテリー駆動して使用することがないとのことでした。そのため、データを残しつつ使用用途・頻度やご予算とのバランスを考慮した修理方針が決まり、BDドライブとバッテリーは未処置とし、SSDのデータをバックアップして、SSDの容量アップと環境整備を行うリフレッシュパック+SSD、CPU冷却ファン交換修理を承りました。
納品
各部品交換とリフレッシュパックの作業を行い、動作テストに問題ありませんでしたのでデータを戻し、納品させていただきました。
完全な修理とはなりませんでしたが、ご予算の範囲で必要最低限の機能を確保しつつ、大切なデータが残り、パソコンが快適に動作するようになって、お客様もご満足いただけたご様子でした。
修理のご依頼を頂く際には、詳細診断にて各部チェックを行います。
ご申告症状の改善に何が必要なのか、診断し改善策とお見積もりをご提示するのはもちろん、パソコン整備士としてお客様が気づかれていない不具合や、もっと快適にご利用いただくためにオススメなアップグレード案など、お客様のご期待を上回るべく”お客様のため”、”for you”の精神でご対応させていただいております。
SSDの容量が不足気味とお感じになったり、パソコンなどIT機器に関する問題や疑問点がございましたら、近くのパソコンドック24までお気軽にご相談ください。私たちは常にお客様のお困りごとに真摯に向き合い、最適な解決策を提供することを心がけています。
この記事がご覧いただいたみなさまのお役に立ちましたら幸いです。
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